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ママが思うより子どもは寒がり!?子どもの感じる寒さアンケートと防寒対策

「子どもは風の子」と言いますが、実際はどうなのでしょう。今回は、首都圏の小学生とそのママ300組に、寒さを感じるシチュエーションや防寒対策を聞いた「冬の防寒対策に関する意識調査」をご紹介します。ママは「子どもは暑がり」だと思っていても、実は寒さを感じている子どもは意外に多いようです。

 

「子どもは暑がり」は昔の話!?学校が寒い子どもたち

カジュアルウェア販売のユニクロが、首都圏在住の小学1~6年生の子どもとそのママ300組を対象に行なった「冬の防寒対策に関する意識調査」によると、ママに対して「あなたのお子さまは暑がりだと思いますか」という質問に、「そうだと思う(19.7%)」または「どちらかというと暑がりだ(36.0%)」と回答した人の合計は55.7%に上りました。一方、子どもへ「学校で寒いと感じたことはありますか」と聞くと、エアコンやストーブなどの暖房設備が学校にあると98.7%の子どもが回答しているにもかかわらず、「いつも感じている(7.3%)」、「大抵感じている(14.3%)」、「たまに感じている(52.7%)」と、実に74.3%の子どもが学校で寒いと感じていることが分かりました。

 

平熱36℃未満の子どもが14.3%、朝は特に寒さを強く感じる

昨今、平熱が36℃未満の「低体温児」が増えていると話題になることがありますが、ママに対して「子どもの平熱」を尋ねたところ、全体の14.3%が36℃未満であることが分かりました。また、子どもに「1日のうちで寒いと思うときはどんなときですか」と聞くと、1位「朝起きたとき(83.7%)」、2位「登校するとき(61.3%)」と続き、身体がしっかり目覚める前の朝の時間帯に、特に寒さを強く感じている様子が伺えます。

 

低体温の原因は夜型生活!?平日2割、休日3割が22時以降就寝

低体温の一因には、夜型生活があると考えられています。そこでママへ「子どもの平日と休日の起床時間と就寝時間」について尋ねたところ、22時以降に寝る子どもは、平日で21.3%、休日になると33.3%にも増えることが分かりました。また起床時間については、7時前に起きる子どもが、平日には80.6%なのに対し、休日になると27.6.%まで減る結果に。夜型生活の小学生が増えている状況が伺えます。

 

子どもの寒さ対策1位は「厚着」、半数は子どもの訴えで対応

次に、ママへ「お子さまが寒いと言ったときの対策方法」を尋ねると、1位が「衣類を重ね着させる(62.0%)」、2位が「暖房をつける(57.7%)」、3位が「マフラーや手袋を使う(57.3%)」という回答になりました。さらに、「どんなときに厚着をさせようと思いますか」と聞いたところ、「天気予報を見て」の76.0%に続き、「お子さまが寒いと言ったとき」54.3%という結果に。全体の3/4以上の人が天気予報を見て、また、半数以上の人が、子どもが寒いと言ったときに厚着をさせているようです。

 

寒がりキッズのあるある、「寒いと動きたくない」

暖房設備のある学校でも寒さを感じやすい「寒がりキッズ」と、寒さをあまり感じていない「暑がりキッズ」に分けて、「学校で寒さを感じたときに、経験したことがあるもの」を聞くと、「寒がりキッズ」では、1位が「外に出たくない(35.9%)」、2位が「手を洗いたくない(35.0%)」、3位が「トイレに行くのを我慢してしまう(15.2%)」で、どの項目も「暑がりキッズ」の3倍以上の回答でした。「寒がりキッズ」は、寒さを感じると活動したくなくなり、活動しないから体温が上がらずに寒いという「寒がりスパイラル」に陥りやすいと言えそうです。

 

「厚着は邪魔」と思いつつ、「雪の日に7枚重ね着」の子も

引き続き「寒がりキッズ」と「暑がりキッズ」に分け、「寒さを感じたとき、学校ではどんな対策をしているか」を尋ねたところ、「寒がりキッズ」の1位は「厚着をする(40.4%)」、2位は「運動する(28.7%)」でした。一方の「暑がりキッズ」では、1位が「運動する(28.6%)」、2位が「厚着をする(22.1%)」と順位が逆転しています。さらに、「厚着をしたときに嫌だなと思ったこと」を聞くと、どちらも1位には「動きづらくて、運動しづらい」が挙がりました。この調査結果を受けて実施したインタビューでは、「雪の日に6~7枚、重ね着をしたことがある」と答えた子も。

 

寒さ対策は外遊びと早寝、高機能下着の活用で動きやすく

子どもは厚着をすると動きにくく、厚着を敬遠して室内で遊んでいると、体温の上がらない「寒がりスパイラル」に陥りやすいので、運動しやすい重ね着をさせてあげたいですね。最近は保温性にすぐれた高機能下着などもあるので、上手に活用したいところ。低体温症を防ぐためにも、日中は元気に外で遊ばせ、早めに寝る生活を送りたいですね。

 

◇<冬の防寒対策に関する意識調査>「子どもは風の子」じゃなくなる!? 74.3%が“寒がりキッズ” お母さんが思うより子どもは“寒がり”だった。(ユニクロ)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000018311.html

 

qufour(クフール)編集部

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