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【産前産後ハッピーライフ7】産後の「社会からの疎外感」は、会話で防ごう
2016年 11月 28日 06:30
産後入院中は意外とやることが多く慌ただしく時間が過ぎますが、退院後に自宅に戻ると急に静かになり、寂しさや孤独を感じる人も珍しくありません。今回は、そんな寂しさや孤独を感じたときの対策をお伝えします。孤独感は、心のストレスにもつながります。上手に気分転換して、ストレスを発散させるようにしましょう。
産後の孤独の正体は「社会から隔離されているような疎外感」
退院して新しい生活が始まると、赤ちゃんと2人きりの時間が多くなります。里帰りせず、家族3人の家でご主人が外に働きに出てしまえば、なおさらです。昼間は赤ちゃんと2人きりで、残業で遅く帰ってくるご主人はお疲れモード。気晴らしにSNSでも見ようものなら、友達の楽しそうな投稿。そんなとき社会から隔離されているような疎外感や寂しさ、孤独を感じやすくなります。
会話ができない赤ちゃんに話し掛けるママは「独り言」のプロ
「赤ちゃんと一緒だから飽きないわ!お世話で忙しいし、話しなら赤ちゃんとしてるもん!」と思うかもしれません。でも、お母さんがどんなに話し掛けても、赤ちゃんは返事をしてくれないのです。一方的に話し掛け続けるだけ。そう、赤ちゃんと2人きりの時間は「会話」が成立しないのです。つまり「独り言」をずっと呟いているのと同じ状況。実はこれが結構なストレスになってしまうのです。
心のストレスを溜めないで、知人の15分を分けてもらおう!
話を振れば返事がくるのが会話です。話し掛けた内容と全く関係のない返事がきたり、話し掛けても無視されると嫌な気分になりますよね。赤ちゃんが返事をできないのは当たり前ですが、こんなとき「心」はストレスを感じてしまいます。会話が成立することは、実は重要なことなのです。産後自宅に戻ったら、気の置けない友人に、短時間でいいので顔を出してもらいましょう。15分でも言葉のキャッチボールができればストレスは軽減できますし、社会から分断されているような疎外感も和らぎます。
空気と気分の入れ替えでブルーな気分とさようなら
人が来ると家の中の空気も変わります。15分の会話と、空気の入れ替え、ついでに前回お伝えした手土産のおねだりもしてみましょう。些細なことかもしれませんが、こうした小さな気分転換は、産後うつの対策にもつながるので、ぜひ実践してみてください。