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【産前産後ハッピーライフ6】出産直後のお見舞いは花より団子より握り飯

無事に出産を終えたあと、友人や知人がお祝いを片手にお見舞いにきてくれたら嬉しいですね。今回は、産後のお見舞いの差し入れにもらえると、実用的で助かるものをご紹介します。本当は何をいただいても嬉しいものですが、産後は外出もままならない状況でもあるので、実は実用的な差し入れが案外嬉しいものなのです。逆に、定番のお見舞いの品や差し入れが困ることもあります。その理由を知っておけば、前もって上手に断りを入れられるだけでなく、相手へ納得の差し入れのおねだりができちゃいますよ。お祝いを持っていく場合も、参考にしてくださいね。

 

産後は「動けない」、「動かない!」

産後の体は、軽い交通事故に遭ったあとと同じような状態です。「【産前産後ハッピーライフ3】夫婦で『胎盤』を見て分かる!休養の大切さ」でもご紹介したように、産後は体を休めることが大切です。できる限り余計なことはせずに安静にしていたいところ。でも、赤ちゃんのお世話はしなくてはいけませんので、その時点で交通事故に遭った場合と比べて、体に負担が掛かることは確定です。授乳はお母さんにしかできませんが、沐浴やおむつ替えは手伝ってもらい、極端な話、産後は寝ているか授乳しているかのどちらかだけでいいくらいなのです。

 

お花?お菓子?赤ちゃんグッズ?

さて、そんな状況でお見舞いや手土産の定番であるお花やお菓子をもらった場合、どうでしょう?お花は毎日の水替えや枯れたあとの処理が必要です。「それくらい……」と思うかもしれませんが、「それくらい」のことがしんどいのが産後です。お菓子は母乳や体調の関係で食べられない場合もあります。そうなると「我慢してるのに……」という気持ちがストレスになったら悲しいですよね。赤ちゃんグッズは長い目で役に立つのでありがたいのですが、産後すぐのあなたの即戦力になるかどうかは、また別の話なのです。

 

目から鱗!おにぎりふたつの偉大さ

産後すぐのお見舞いなら、赤ちゃんよりも「お母さんの助けになるもの」をリクエストするといいでしょう。そこでおすすめしたいのが「おにぎり」です。おにぎりは、温めたり、調味料を足して味付けをする必要が一切なく、お箸の用意すらも不要で、その場から移動することなくすぐに食べられます。食べるのを中断するのも、また再開するのもとても簡単。産後すぐは、1時間ごとに授乳が必要だったりするので、料理を作ること自体や、作る時間、食べる時間を確保するのが大変。そんなタイミングでも、赤ちゃんのお世話をしながらささっと簡単にお腹を満たすことができるファストフードなのです。

 

上手に「お断り」と「おねだり」をしてベストなお土産を!

産後すぐに自宅や実家にお見舞いに来てくれるのは、親しい間柄の人でしょう。だとすれば、おねだりやちょっとしたワガママも聞いてくれるはず。なので思い切って「もしお土産を持ってきてくれるなら、お菓子とかお花じゃなくて、おにぎりだと嬉しい!」と差し入れのリクエストをしてみましょう。「赤ちゃんのお世話でいっぱいで、お花の水替えをする余裕がないからすぐ枯らしちゃう」「体調の関係でお菓子は食べられないの」と一言添えれば相手も納得してくれますよ!

 

 

はなみらん花香(産前産後ケアアドバイザー)

産前産後ケアアドバイザー。マタニティアロマセラピスト。
都内総合病院産科に勤務しつつ、妊娠~出産・産後まで寄り添いひとりひとりに合ったケア&サポートをする「マタニティ&産後専門アロマセラピーケアサロンはなみらん」で心身のケアを提供中。