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「子どもを預けて美容院へ」OK?NG?預ける理由、預け先、後ろめたさ調査

子どもをもつと、自分の時間がなくなるのはママ共通の悩みですね。そこで育児中の人へ、子どもを預けたことがあるか、預ける理由、預け先などを聞いた調査結果をご紹介します。調査によると、仕事以外でも子どもを預けることはあるものの、預けることには抵抗がある人が半数以上も。ママの時間を確保するいは、物理的な障害だけでなく、まだまだ預けることが後ろめたいと思うような障壁があるようです。

 

仕事以外で子どもを預けることがある人は半数弱

育児コミュニティサイトを運営するベビカムが、妊活・妊娠・育児中の女性787名へ、育児中の「自由時間」に関するアンケートを実施。まず育児中の人を対象に、「仕事以外の理由で、子どもを預けることがありますか?」と聞いたところ、「はい」が48%と、預ける人のほうが若干少ない結果となりました。この回答を子どもの人数別に見ると、子どもが1人の人は「はい」が43%なのに対し、2人以上の人は「はい」が57%と、子どもが2人以上いる人のほうが子どもを預ける人多いことが分かります。また、「仕事以外の理由で、子どもを預ける頻度」を聞くと、最も多かったのは「決まっていない(必要なときのみ)(55%)」で、「月2~3日(12%)」「2〜3カ月に1日(11%)」「月1日(9%)」の順に続きました。

 

預ける理由は1位通院、2位美容院、3位買い物

次に子どもを預けることがあると答えた324人へ「預ける理由はどのようなことが多いですか?」と尋ねたところ、半数を超えた回答は「自分の通院(57%)」だけでした。次いで「美容院、ネイル、マッサージなど(44%)」「買い物(40%)」「その他趣味、息抜きなど(25%)」「ランチ、飲み会など(22%)」と続きました。預けた理由のトップはやむをえない「通院」ですが、息抜きを兼ねた美容院や買い物などを挙げている人もいることが伺えます。

 

預け先は親族という人が82%、外部サービス利用は少なめ

同じく、子どもを預けることがあると答えた324人へ「誰に預けることが最も多いですか?」を聞くと、最も多かった回答は「実家・義実家」の48%で、「夫(28%)」「自分(または夫)の親、兄弟姉妹など親戚の家(0.3%)」「自分(または夫)の親、兄弟姉妹などに来てもらう(6%)」と合わせると82%を占めました。一方、「保育園(一時預かりなど)」が14%、「ファミリーサポートなど公的サービス」が1%と、外部サービスの利用は少数派だと分かりました。

 

仕事以外で子どもを預けることに「抵抗を感じる」人が6割

育児中の女性だけでなく妊娠前、妊娠中の人を含む全員へ、「仕事などでなく、子どもを預けることについてどう思うか」を聞いてみたところ、最も多かった回答は「少し抵抗を感じる」で47%と約半分。「預けることは考えられない(4%)」「とても抵抗を感じる(10%)」と合わせると「抵抗を感じている派」が6割に達しました。

 

自由回答には、賛否両論の意見が集まりました。

  • 冠婚葬祭などはアリだと思うが、あくまで親が子を育てるのであり、保育園は親が楽をするためのものではない。子を産んだ以上親は育てる責任を果たすべきだと思うので、自由な時間=親が遊ぶ時間は独り身のときに比べて減るのは目に見えて分かっているのだから、承知のうえで子を産まなければならないと思う(24歳)
  • (子どもを預けることを)考えられないし、誰からも勧められたこともない(36歳)
  • ママの息抜きのためにも必要だと思う。子どもが可哀想という意見もあるけれど、子どもにとってもママ以外の人と接する貴重な機会だと思う(31歳)
  • たまには子どもを預けて自分時間を作ることは悪いことではないかなと思うようになりました(36歳)

 

まとめ

幼い我が子を誰かに預けるのは、最初は勇気のいるものですね。「仕事以外の理由で」と限定した場合、子どもを預けることに抵抗を感じる人が6割という結果は、物理的な問題だけでなく心理的な障壁があることも分かりました。それでも、2人以上子どもがいる人の方が、1人の子どもがいる人よりも預ける人が多くなる傾向を見ると、子育てを続けていくことで、子どもを預けることに慣れてくる時期があるのかもしれませんね。

 

◇仕事以外で子どもを預けるママは約半数、預け先は実家などがトップ(ベビカム)
http://www.babycome.ne.jp/online/research/detail.php?vol=208

 

 

qufour(クフール)編集部

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