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初心者OK!「羊毛フェルト」の手作りボール1・ヘアゴム&パッチン留め
2016年 10月 5日 07:30
コロンとした形とふわふわした手触りが、ほっこりと和ませてくれるフェルトボール。今回は、羊毛から手作りしたフェルトボールで作るヘアゴムとパッチン髪留めをご紹介します。フェルトボールは、触るのはもちろん、見ているだけでも暖かさを感じられるアイテムです。次回は、フェルトボールのネックレスの作り方をご紹介する予定です。秋のオシャレに、子どもとおそろいを楽しんでみませんか。
用意するもの
- 羊毛:3~4色
- 羊毛フェルト用ニードル
- ボウル:2個・ぬるま湯:適量
- 洗濯用洗剤:1滴
- ヘアゴム、パッチン髪留め
- 針、糸
- タオル
羊毛フェルト用ニードルは、羊毛の繊維同士を絡めるために、チクチク刺して使います。羊毛、ニードル、ヘアゴム、パッチン髪留めなどほとんどの材料は100円ショップで売っています。安価に購入できるので、気軽に始められますよ。
作り方1:羊毛を適量取り分ける
羊毛を取り分けます。分量は、作る大きさと密度によりますが、直径2㎝くらいのフェルトボールを作るなら、2×25cmくらいを取り分けてください。ボールは小さいものを作って少しずつ大きくしていくので、取り分けた毛束は3等分に割いておきます。
作り方2:毛束をボール状に丸めて芯を作る
3等分した羊毛毛束の1つを、端からボール状に丸めて芯を作ります。右手で羊毛を引っ張りながら、左手の親指と人差し指で挟んで巻き付けていきましょう。まん丸になるよう縦、横、斜めにずらしながら、ゆるまないようにしっかりと固く巻いて下さい。
作り方3:フェルトボールをニードルで刺して毛を絡ませる
毛束の巻き終わりをニードルでチクチクと何度も刺して毛を絡ませ、ほどけないようにします。羊毛ボールを台所用スポンジやカッティングマットなどの上へ置いて刺すと、指を怪我することなくおすすめです。また、針が折れやすいので、刺すときは軽く刺すようにしてください。
参考:ニードルの役割
ニードルは、針の側面部分がデコボコになっています。針を何度も刺すと、このデコボコで羊毛同士が絡んで、作ったボールの形が崩れにくくなるのです。
作り方4:フェルトボールの芯に、毛束を巻き付け大きくする
ニードルで固めたフェルトボールの芯へ、薄く広げた残りの羊毛の毛束を巻き付けます。ボール芯を包むように、縦、横、斜めにずらしながら巻き付けましょう。巻き付けたら、毛束が全体に絡まるように、刺す場所を変えながらボール全体にニードルを刺していきます。これを2回繰り返します。ボールが小さければ、新たに羊毛を取り分けて巻き足します。
作り方5:ぬるめの石鹸水へフェルトボールを入れて湿らす
人肌位のぬるま湯100mlに台所用洗剤1滴を溶かし、石鹸水を作ります。石鹸水へフェルトボールを浸し、中心部まで水分を吸わせてから、軽く絞ります。
作り方6:手のひらで転がして整形する
水分を絞ったボールを、両手のひらでコロコロと転がしながら丸く形を整えます。石鹸水を付けて転がすことで、羊毛同士が絡んで、しっかりとしたボールになります。はじめは優しく、しっかりとして来たら少し強めに転がしてください。石鹸水へ何度か浸しながら丸めると、形が整ってきます。
作り方7:ぬるま湯で、石鹸水を洗い流す
毛羽立ちが少なく、しっかりとしたボールになったら、ぬるま湯で石鹸水を洗い流します。水分を絞ったら、手のひらで転がして形を整えます。ボールの中の石鹸水がなくなるまで、この作業を繰り返しましょう。
作り方8:タオルで脱水してから乾燥する
石鹸水が抜けたら、タオルで抑えて脱水し、形を整えて陰干しします。乾燥したら、フェルトボールの完成です。
作り方9:ヘアゴム、パッチン髪留めに取り付ける
針と糸、ヘアゴムとパッチン留めを用意します。お好きな色のフェルトボール3つを糸で縫い止めます。これを、ヘアゴムとパッチン留めにそれぞれ縫い付けたら完成です。パッチン留めは、ボールを取り付けた箇所を接着剤で補強しておくと安心です。
好きな形の羊毛フェルトを作るには?
羊毛フェルトを球形以外の好きな形で作りたい場合は、作り方3で芯を作る時点で作りたい形に丸めます。最終的な大きさよりも大きめに芯を作り、指とニードルを使って羊毛を少しずつ足しながら、作りたい形に近づけていきましょう。ボール型ではないときは、作り方5からの石鹸水で固める工程は行ないません。
まとめ
丸めたフェルトボールをニードルで刺すだけでも作れますが、さらに石鹸水に浸して手のひらで丸めていくことで、羊毛同士が絡み、しっかりとした固いボールができます。ウールを洗濯機で洗うと縮む原理と同じです。手のひらで転がす作業を子どもと一緒にすれば、楽しく作ることができますよ。