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暑バテに効く!手軽に作れる「自家製ハーブドリンク」ヒンヤリレシピ4選

夏は冷たい飲み物が美味しいけれど、身体の冷やしすぎは、ダルさや夏バテ悪化の原因にも。今回は、手に入りやすいハーブを使った夏バテに効くハーブドリンクやハーブティーをご紹介します。ハーブには、身体のバランスを整えてくれると同時に、鎮静効果やリラックス効果で心のバランスも整えてくれます。ハーブの自然の力を借りて、夏の疲れを吹き飛ばしちゃいましょう。

 

水出しOK!!ハイビスカスとローズヒップのビタミンウォーター

ハイビスカスにはクエン酸がたくさん含まれていて「天然のスポーツドリンク」と呼ばれるほど、疲労回復に抜群の効果があります。またローズヒップは「ビタミンCの爆弾」と言われることもあり、美容におすすめのハーブです。相性のいいこの2つのハーブは、両方とも利尿作用によるむくみ防止にもなるため「美容液ウォーター」とも言えます。作り方は簡単。市販のお茶パックへドライハイビスカスとドライローズヒップを大さじ1ずつ入れ、ミネラルウォーター1Lと一緒にボトルへ入れて冷蔵庫で一晩寝かせればOK。お好みで少しハチミツを加えると酸味がまろやかになり飲みやすいですよ。

 

キリッとスッキリ辛口!手作りジンジャーエール

クーラーで身体が冷えてしまったら、身体を温める作用があるショウガで作る「自家製ジンジャーエール」がおすすめです。スライスしたショウガと砂糖を同じグラム数で用意し、しっかりと鍋の中で混ぜ合わせ30分ほど置きます。ショウガから汁が出てきたら、ヒタヒタの水を入れ火にかけます。ここでシナモン、カルダモン、クローブ、ブラックペッパーなどお好みで3~5かけら入れるとスパイシーでさらに美味しいです。香りが飛ばないように蓋をしながら15分ほど煮出し、ショウガやスパイスを取り出し冷やします。出来上がったシロップと炭酸水を1:3で割り氷を入れればできあがりです。お好みでライムを絞って。

 

頭をシャキッと!フレッシュローズマリーレモンウォーター

ローズマリーには心と体をリラックスさせ、集中力や記憶力を高めることで、脳の働きを元気にする作用があります。また、血行を促し新陳代謝を高めます。そのほか、消化機能の改善、疲労回復、頭痛や肩こりにも有効です。作り方は、ボトルに入れたミネラルウォーター300mlにフレッシュローズマリーの枝を2本とレモンの輪切りを1/2個分入れ冷蔵庫で一晩寝かせるだけ。ジメジメ気分をさっぱりとリフレッシュしてくれる、爽やかな「ローズマリーレモンウォーター」の出来上がりです。

 

温かいレモングラスミントティーで胃を整え、ホッと一息

水分や冷たいものを摂りすぎると、胃に負担がかかり食欲不振や消化不良などを引き起こします。そんな胃の不調を感じたら、温かいハーブティーを飲むようにしましょう。消化を促して胃を元気に保つ、レモングラスとペパーミントのブレンドがおすすめです。ティーポットにドライレモングラス小さじ2、ドライペパーミント小さじ1/2を入れ、350mlのお湯を注ぎ3分ほど抽出して、カップに注ぎましょう。胃も頭もすっきりしますよ。フレッシュハーブの場合はレモングラス3~4本、ミントひとつかみ程度たっぷり入れましょう。

 

まとめ

ついつい飲みすぎる冷たいドリンクも、ハーブを取り入れて身体への負担を減らしましょう。今回は、忙しい毎日でも簡単に作れるシンプルなレシピを紹介しました。ハーブは身体へはもちろん心にも作用します。神経を穏やかにして、高ぶりすぎた気分を鎮めたり、逆に気分を高揚してくれるハーブもあります。変化しやすい女性の心身に効くハーブドリンクと一緒に、まだまだ続く暑い毎日を乗り切りましょう!

ことり薬草(ハーブセラピスト)

旅するハーブセラピスト。「ことり薬草」として、メールでのカウンセリング調合や、イベント出店などの活動をしています。忙しい日々の中で簡単に取り入れられる、症状別のブレンドハーブティーや季節にあわせたハーブドリンクのレシピ、メディカルハーブの効能や使い方などもご紹介します。