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足りてるのは4.2%だけ!?日本人のほとんどが「野菜不足」という調査結果

家族の健康を願って毎日の食事を作っているママは、野菜不足にも気を遣っていますよね。でも「野菜の摂取状況について調べたアンケート」によれば、足りている人は4.2%しかいないというショッキングな結果。日本人の野菜摂取の実態を知って、毎日の献立を見直してみませんか。

野菜が「足りている」と思っている人は32.6%

カゴメが全国の男女1,086人を対象に行なった「野菜の摂取方法」に関する意識調査で、「普段の食生活で野菜は足りていると思うか」を尋ねたところ、6.4%が「足りている」、26.2%が「どちらかといえば足りている」と回答。3人に1人は、野菜は足りていると思っていることが分かりました。

厚労省の目標値350gに達している人は、実は4.2%だけ

一方「野菜を1日平均何皿くらい食べるか」を、1皿70gとして回答してもらったところ、厚生労働省の推奨する成人1日の野菜摂取目標量350gに到達している人はわずか4.2%でした。実は、平成26年11月に厚生労働省が実施した「国民健康・栄養調査(※1)」でも、成人1日の平均野菜摂取量は292.3gと発表されていました。多くの日本人は、野菜が足りていないのが実状なのです。

ちなみに野菜「1皿(野菜70g分の目安)」は、「ほうれん草のおひたし」や「野菜サラダ」のような小皿や小鉢の分量を目安とし、「野菜炒め」のように大きめの皿に盛られた野菜料理は1皿分で「2皿」と数えて回答してもらった結果を集計しています。

 

※1:平成26年「国民健康・栄養調査」の結果(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000106405.html

 

朝食に野菜を食べていない人が約8割

また食事ごとの野菜摂取量を聞いたところ、朝食では、「0~1皿未満」しか野菜を摂取していない人が約8割と、野菜をほとんど食べていない人が大多数でした。そして昼食では6割弱、夕食では2割以上の人が「0〜1皿未満」野菜摂取であることが分かりました。

3人に1人が、朝食時間は5分未満

次に、朝食、昼食、夕食に掛けている時間をそれぞれ尋ねると、朝食は、「食べない人」が16.9%、「5分以内」の人が14.0%と、3割の人が「5分未満」しか朝食に時間を割いていませんでした。一方、夕食は4割以上の人が「30分以上」と回答、朝食と夕食に掛ける時間に差が大きいことが分かります。食事に掛ける時間と野菜の摂取量には相関関係がありそうです。

夕食には野菜料理を出しているものの……

さらに普段食事を作っている704人を対象に、野菜料理を食卓に出すタイミングを聞いたところ、92.5%が夕食に野菜料理を出していると回答する一方で、朝食には30.4%と夕食の1/3しか野菜料理を食卓に出していないことも分かりました。

作らない理由は「手間」と「時間」

朝食に野菜料理を出していない490人にその理由を聞いてみると、「手間がかかるから」が43.3%、「調理の時間がないから」42.7%と手間と時間がネックになっていました。また、「朝はパンや白米などの炭水化物(糖分)が一般的だから」と、炭水化物だけを食べるに留めている人が22.7%いることも分かりました。

まとめ

「バランスのいい食事」を目指して、日々食事作りを頑張ってはいるものの、野菜についてはちょっと足りないというご家庭がほとんどでした。特に、朝食に野菜をほとんど食べてない人が8割以上と、忙しい朝は野菜を取れていない状況があるようです。作り置きや、野菜ジュースなどを利用して、食事のなかにあと1皿野菜をプラスするアイデアを実践してみたいものですね。

 

◇<全国1,086名に調査>8月31日は「野菜の日」野菜摂取実態に関する意識調査 ”日本人の野菜不足の原因は「朝野菜不足」” 「朝食」に野菜を摂っていない人は、1日の野菜全体の摂取量が少ないことが判明!(カゴメ)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000058.000010752.html

 

qufour(クフール)編集部

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