暮らし

【ハンドメイド作家になりたい3】大切なターゲットとコンセプトの決め方

「好きだから作る」という段階から、ハンドメイド作家としてもう一歩レベルアップするなら、ターゲットとコンセプトについても考えましょう。連載3回目は、ターゲットとコンセプトを決める方法についてお伝えします。「ターゲット」は使ってほしい人、「コンセプト」は全体のテーマのようなものです。これらをいつでも思い描いて、作品づくりを進めることが重要です。今回も、ハンドメイド作家のサポーター・白崎カオさんに聞きました。

 

「作品を届ける相手」を考えないと販売は難しい

世の中で販売されている多くの商品には、ターゲットとコンセプトがあります。通常のものづくりは、この2つを軸に進められますが、ハンドメイドの場合は逆から始まりがち。作っているものが先にあって、次に「誰にどんなものを届けようか?」となるので、なかなか販売に結びつかないケースが多いのです。相手が誰だか分らないのに、販売するのは難しいですよね。早い段階で、ターゲットとコンセプトを考えておきましょう。

 

どうすれば「ターゲット」を見付けられる?

ターゲットを見付けるには、まず「作品を使ってほしい人」「喜んでくれそうな人」を思い浮かべます。空想でも構いません。その人が作品を手にして実際に使っている姿をイメージしてみましょう。作品の世界観と、それを大好きと言ってくれる人を結びつけられるように、何度もイメージを膨らませていきます。そうしてできた「理想の1人」へ向けた作品づくりを、心掛けてください。10人中10人に向けて作るのは難しいですが、「10人中1人が振り向いてくれるもの」を心掛ければ、「これは私のために作られたものだ!」と思う人が必ず現れます。

 

自分だけの「コンセプト」を見付けよう

ターゲットと一緒に考えて欲しいのがコンセプトです。今度は作品を手にした人が、どのように思うかを想像してみましょう。「誰にどんな作品を届けようか?」と悩むことで、作品のテーマや世界観が、グッと強力なものに変化していきます。ハンドメイド作家は、漠然と「可愛いから作りました」という人が多く、コンセプトが大きく抜け落ちています。自己満足では人の心をつかむことはできません。作品について考えるときは、最初に「誰に?」と「どんなものを?」の2つを意識することが大切です。この2つを考えることで、始めて気持ちが伝わる作品ができます。

 

ハンドメイド作家さんのサポーター・白崎カオさんに学ぶ

今回ご紹介したお話は、書籍「はじめてでもできる! ハンドメイド作家のたのしい売り方BOOK」で紹介されているハンドメイド作家の販売の基本とコツです。詳細は、下記URLからどうぞ。また白崎カオさんのブログでも、ハンドメイド販売に関する情報が配信されていますよ。楽しいハンドメイドライフを長く続けていきましょう!

 

はじめてでもできる! ハンドメイド作家のたのしい売り方 BOOK

ハンドメイド部 作家の隠れ家(白崎カオさんブログ)

 

 

Handmade Life

Handmade Lifeは、ハンドメイドが大好きなすべての女性を応援する書籍を作っている編集部です。子育てや仕事をしながらでも大丈夫。自分の好きをかたちにして、長く楽しいハンドメイドライフを送りましょう!