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子どもの「自転車」補助輪ナシで乗れるようになるためのポイント5選

子どもが補助輪を外した自転車に乗れるようになるのは、子どもにとっても親にとっても大きなチャレンジですね。そこで今回は、自転車に乗れるようになるために知っておきたいことと、練習のポイントをまとめてみました。

 

ポイント1:練習用の自転車選び

成長を見込んで買った大きめの自転車は、練習には不向きです。むしろ両足がしっかり地面に着く、少し小さめくらいの方が、安定して安心感があるので練習には適しています。練習用の自転車は転ぶこともある練習用の自転車はお下がりで済ませ、自転車に乗れるようになってから新しい自転車を購入する、と割り切るのもいいですね。またかじ取り付きの自転車なら、2〜3歳のうちは補助輪を付けて三輪車代わり、次にかじ取り棒を外して補助輪付き自転車、そして補助輪を外して自転車、とステップアップさせながら使えるので便利です。

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ポイント2:練習場所選び

「どこで自転車の練習をするか?」は、意外と難しい課題です。地域によっては本当に困っている方もいるのではないでしょうか。真っ直ぐ乗れない可能性を考えると、道路や駐車場ではなく公園やグランドが候補です。平坦な舗装された場所が練習しやすく、芝生の上はこぎにくいので慣れないうちはおすすめできません。そうなると、舗装された遊歩道がある公園がいいのですが、ウォーキングされている方や小さな子ども、自転車を乗りこなす小学生なども多いので気を付けてくださいね。また慣れるまでの期間は、自転車にまたがって発進させるとき、ごく緩やかな下り坂を利用するとスムースです。

 

ポイント3:バランス感覚をつける練習方法

自転車に乗るために大切なのは、バランス感覚をつかむこと。ネットなどで4,000円くらいから販売されているキックバイク(バランスバイク、ストライダーとも呼ばれる)は、自転車ならではのバランスの練習にぴったりです。またわざわざ購入しなくても、普通の自転車のペダルを外してもいいでしょう。いずれも練習のときは、公園などの安全な場所でスピードを出せるようになったら、スピードにのった状態で両足を地面から離して、惰性で乗ってみるように誘導してみてください。さらに足を地面から離してゆるやかに曲がれれば、自転車に乗るためのバランス感覚はマスターしたと判断してOKです。

 

ポイント4:ペダルをこぐ練習

バランス感覚を身に付けたら、ペダルをこぐ練習へ移ります。三輪車で習得済みのお子さんもいるでしょう。慣れないうちは補助輪付き自転車やスタンドを立てた状態の自転車でこぐ練習をさせてみましょう。難しいようなら、ペダルに手を添えて回しながら「右足を踏み込んだら、次に左足を踏み込む。すると自然と右足がぐるりと上まで来るから、また右足を踏み込む」といったふうに教えてあげるといいかと思います。

 

ポイント5:補助輪を外すタイミング

ストライダーなどのペダルナシ自転車で、スピードにのって両足を地面から浮かせて曲がることができ、さらに補助輪付き自転車もスイスイ乗れるようなら補助輪を外してみましょう。我が家では、両方の補助輪を一気に外しましたが、片方ずつ外すのも効果的だとか。片方の補助輪を外して自転車をこぎ、補助輪のない方向に向かって曲がる練習をします。できるようになったら、外した補助輪を付けて反対側の補助輪を外し、同じ練習をしましょう。慣れた頃合いを見計らって、両方の補助輪を外してトライします。

 

ポイント6:自転車に乗れるまで、あと少し!パパママサポート

バランス感覚を身に付けて、ペダルをこげるようになれば、あともう少しです。パパやママが自転車の後ろを持ってあげた状態で乗る練習をしてみましょう。親が支えてくれていると思うと、子どもは安心してチャレンジできます。子どもが慣れないうちは、しっかり支えてあげてください。子どものスピードで走るのは正直大変ですが、怒らず、励ましてあげましょう。私も経験があるのですが、怒ってしまうと子どもは全く楽しくないので、自転車の練習を嫌がるようになってしまいます。練習がムダに長引くことになりかねないので、「フォローするのは短い間」と思ってガマンガマン。なるべく楽しい雰囲気で練習に付き合ってあげてくださいね。もし、うまくいかないようなら補助輪を付け直して、しばらく様子を見てもいいかもしれません。

 

まとめ

子どもが自転車に乗るときには、必ずヘルメットを着用させましょう。スピードが出ていなくてもバランスを崩して転んだら大変です。また、公道デビューしていなくても、「左側を運転する、歩行者優先」など、交通ルールはパパママがキチンと教える必要があります。そのためにも、パパママも今一度交通ルールを確認しておきましょうね。

 

sawaya

だいたいマジメ、ときどき脱力。
芸大卒、好奇心旺盛でハンパなモノ作りが得意です。
しっかりものの長女、マイペースな長男、ヤンチャな次男の育児を楽しんでます。