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【栄養士まなさん節約レシピ12】知っておきたいリメイクアイデア洋風編

ミートソースやホワイトソースは、作るのが大変そうなイメージがありませんか?今回は、あると便利なこれらのソースを簡単に作る方法と活用リメイクアイデアをご紹介します。つい手軽なレトルトに頼ってしまいがちなご家庭も多いかも知れませんが、多めに作って常備しておくと、いろいろと使い回しも効いて便利なので、試してみてくださいね。

 

ミートソースは、多く作って使い分けができる便利な食材

パスタ用にミートソースを作るときは、あらかじめ2倍量を仕込んでおくと、ピザトーストに、グラタンにと、あとでいろいろ活用できますね。多めに作った分は粗熱が取れてから、ファスナー付き保存袋へ移し、平らにして急速冷凍します。このとき菜箸などを使って筋をつけておくと、あとで使うぶんだけ割って使えるので便利ですよ。

 

ミートソースでラザニア風「ダブルソースグラタン」

保存しておいたミートソースを、スライスポテト、ホワイトソースと重ねたラザニア風のグラタンをご紹介します。「レストランで食べたラザニアがおしゃれで美味しかったので、家でも食べたい」という娘と、「ガッツリお腹にたまるおかずにして」という夫と息子、両方のリクエストを叶えたヒットメニューで、我が家では「ダブルソースグラタン」と呼んでいます。

 

材料(4人分)

  • ミートソース(作り置き)
  • ジャガイモ:大きめなら2個(200g)
  • ホワイトソース
    •  牛乳:150cc
    •  ホワイトルー:大さじ1
       ※ホワイトルーの作りやすい基本分量
       (残りは冷蔵保存)
      •  バター:大さじ1.5(18g)
      •  サラダ油:大さじ1.5(18g)
      •  小麦粉:50g
  • ・顆粒コンソメ:小さじ1/2
  • ・溶けるチーズ:30g
  • ・パン粉:大さじ2
  • ・パセリ:3~4ふり

作り置きがない場合は、ミートソースもホワイトソースも缶詰やレトルトでOKです。

 

作り方1:電子レンジで「ホワイトルー」を作る

耐熱ボウルにバターとサラダ油を入れ、レンジで30秒加熱して溶かします。ここへ小麦粉を加えて泡立て器で混ぜ、500Wのレンジで1分加熱します。レンジから取り出し、泡立て器でしっかり混ぜてからレンジに戻します。これを3回繰り返します。1分ごとにレンジから取り出してしっかりかき混ぜるのが、ダマにならないこつです。続けて3分加熱するとダマになることがあるので、加熱時間は守ってください。

 

作り方2:ルーからホワイトソースを作る

「ホワイトルー」大さじ1を鍋に入れ、牛乳を混ぜ合わせてひと煮立ちさせ、塩ひとつまみとコショウ少々で調味したら、ホワイトソースの出来上がりです。残った「ホワイトルー」は容器に移して冷蔵保存しておけば、牛乳で煮溶かすところからホワイトソースを作れて便利です。3週間を目安に使い切りましょう。

 

作り方3:ジャガイモとミートソースの下準備

ジャガイモは皮を剥いてスライサーで薄切りにし、軽く水にさらしてから、ひたひたの湯に入れ、顆粒コンソメを足し5分ほど下茹でしておきます。ミートソースを冷凍保存していた場合は解凍します。

 

作り方4:グラタン皿へ材料を入れて焼く

グラタン皿にジャガイモ、ミートソース、ホワイトソースの順に2回繰り返して重ね、一番上に溶けるチーズ、パン粉、パセリを振って、オーブントースターかグリルでこんがり焦げ目がつくまで焼いたら出来上がりです。もう少しボリュームが欲しい場合は、輪切りの茹で卵を1層加えてください。また、トマトを入れるとジューシーになります。お好みでいろいろ試してみてくださいね。

 

ミートソースは、残ったハンバーグのリメイクでも!

残ったハンバーグは、崩してトマトを加えて煮詰めるとミートソースにリメイクできるので、先ほどの「ダブルソースグラタン」にもいいですよ。今回は、崩したハンバーグを即席のデミグラスソース風の味で煮た、違った風味のミートソースをご紹介しましょう。ママの一人ごはんや少量使いたいグラタンなどに便利な量ができます。

<材料>

  • ハンバーグ:1個(約100g)
  • 玉ネギ、ニンジン、セロリ:各20g
  • バター:5g
  • 砂糖:小さじ1
  • トマト:20g
  • ウスターソース、ケチャップ、オイスターソース、お好み焼きソース:各大さじ1.5
  • 牛乳:大さじ2
  • 仕上げ用バター:小さじ1

<作り方>
ハンバーグを崩しておきます。玉ネギ、ニンジン、セロリをみじん切りにして深めの耐熱容器に入れ、バターを乗せてラップなしで2分レンジ加熱します。この器へ砂糖、トマト、崩したハンバーグ、ウスターソース、ケチャップ、オイスターソース、お好み焼きソースを加えて、再度ラップなしで2分半レンジ加熱します。仕上げに牛乳とバターを加えて馴染ませます。

 

カボチャの煮物をスイートサラダにリメイク

残りもののカボチャの煮物に、フルーツを合わせてスイートサラダにリメイクする方法をご紹介します。

<材料>

  • カボチャの煮物(皮を取り除いた実の部分):150g
  • フルーツが入っていないカップヨーグルト:40g
  • マヨネーズ:大さじ1
  • リンゴ:1/4個
  • レーズン:20g

<作り方>
皮の部分を取り除いたカボチャの煮物を用意します。皮を取り除いておくとサラダの色がキレイに仕上がりますよ。木ベラで潰し、カップヨーグルト、マヨネーズを加えて混ぜます。イチョウ切りにしたリンゴとレーズンを加えてさっくり和え、好みのナッツをトッピングして完成です。

 

まとめ

ミートソースやホワイトルーなど、洋風料理のベースとして使えるものは、始めから2~3倍量を仕込んでおいて、違うメニューに繰り回す計画を立てておくと、次の調理の際にとても楽になりますよ。

 

 

まなさん(管理栄養士)

初めて包丁を握ったのは小学4年生。料理好きが高じて管理栄養士に。
主婦歴30年、得意分野は「オカンのメシ」。
大食いダンナと偏食息子のために日々料理を作る。
おしゃれな盛り付けとは生まれてこのかた無縁なのが少し悲しい。