暮らし
子どもと作ろう!お正月の縁起物、折り紙「ダルマ」の作り方
2015年 12月 28日 08:00
縁起物として知られ、全国各地で市が立つほど人気のあるダルマ。今回は、お正月飾りにも使える折り紙で作るダルマをご紹介します。ダルマといえば、真っ赤なボディに太い眉、大きく見開いた目が特徴的ですが……お子さんと一緒にいろんなタイプのダルマを作ってみてはいかがでしょうか?
ダルマの折り方1
折り紙を折って三角を作り、頂点を手前にします。次に頂点が長い辺に付くように少し斜めに……線で折り返します。
ダルマの折り方2
写真のように折ったら、いったん広げて、外側の折り筋に沿って上下を内側に折ります。
ダルマの折り方3
ダルマの頭の部分を作るために、写真右側の……線を細く内側に折ります。
ダルマの折り方4
さらにダルマの頭部を……線で少しだけ折ってオデコを作ります。次に、写真左端の頂点を★と★を合わせるように折り、体を作ります。
ダルマの折り方5
写真左側の部分を……線で後ろ側へ折り、ダルマらしい丸みのある形にして、体部分の出来上がりです。
完成したら、顔を描きましょう
最後に、ダルマの顔を描きます。太めの眉と、頬にヒゲを描き込むとダルマらしくなります。体の部分に「福」や「迎春」など文字を入れてもいいですね。別の記事で、100均のしめ縄へ、このダルマや折り紙で折った松竹梅などを付けるアレンジを紹介しています。挑戦してみてはいかがでしょうか。
<番外編>達磨寺に伝わる張り子ダルマの歴史と日本最大級のだるま市
ダルマのモデルとなった達磨大師は、9年間も少林寺の洞窟で面壁坐禅修行をした不屈の禅僧だったと伝えられています。達磨大師を本尊とする群馬県高崎市の少林山達磨寺では、毎年1月6日から7日に日本最大級の「七草大祭だるま市」が開かれ、数十万人の人が訪れています。高崎市の「縁起だるま」は、日本一の年間120万個の生産数を誇っています。この原型になったのは、約200年前の天明の飢饉の際、達磨寺の指導で農家が副業として作った張り子のダルマで、これを七草大祭で販売したところ縁起物として人気が出たのが始まりだと言われています。