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まずは親から!子どもに教える前に!正しいお箸の使い方4つのポイント

美しいお箸の扱いや持ち方は、qufourの「入学前に身につけさせたいことランキング」の上位にもなっています。正しい持ち方をしていると、周囲からの好感度も上がりますね。きれいな箸の持ち方は将来に渡って大きな財産となりますよ。そして子どもへ教える前に、まずは親から。あなたは正しいお箸の持ち方、できていますか?あらたまった席でも恥ずかしくないように和食のマナーもチェックしてみましょう。

 

美しく見えるお箸の扱い方

基本的なお箸の持ち方は、上の箸を親指と人差し指でつまみ、下の箸を親指の関節と薬指で挟むようにして固定します。そうすると、上の箸は中指の爪の横、下の箸は薬指の爪の横に当たります。動かすのは上のお箸だけにして、下のお箸は親指と薬人差し指の間に挟んで固定してください。まだ、お箸に慣れない小さな子どもには、「エジソン箸」や「はしはじめ」、「三点支持箸」などの矯正箸を使って練習してみてくださいね。

 

お箸の持ち上げ方

子どもがお箸を持ち上げるとき、箸の先をテーブルにトントンと突いてそろえることがありますが、これは行儀が悪いのでやめさせたいですね。お箸の正しい持ち上げ方は、右手・左手・右手の3ステップで行います。まず右手で上からつかんで箸を持ち上げます。次に、下から左手を添えて支え、右手を滑らすようにしながら移動させて、正しい位置で下から持ち直します。「え?なにそのまわりくどいやりかた…」と思われるかもしれませんが、美しいお箸の扱い方をマスターしていると意外なところで得するかもしれませんよ。

 

お椀を持っているときのお箸の持ち上げ方

ちょっと意外ですが、日本料理のマナーでは、汁物のお椀を手に取ってから、お箸を持ちます。まず左手にお椀を持ち、右手で上からお箸を持ち上げ、次に器を持った左手の、中指と人差し指の間にお箸を挟みます。最後に右手を滑らすように正しい位置に移動させ下から持ち直します。これは子どもには難しいかもしれませんね。大人でもマスターしている人は少ないかもしれませんが、美しく見える所作の一つです。

 

お箸を置くときは箸置きに、お箸の休ませ方

お箸をちょっと置くとき、器に乗せていませんか?これ、結構やってしまいますよね。学校給食では、お箸を使っても箸置きまではありませんし、箸置きを使わない家庭もあるので、箸先を器の隅に置くのはよく見かけます。でも「渡し箸」と言って、正式にはマナー違反になります。食事の途中であっても、「ごちそうさま」の意味になってしまうからです。また、ちょっと箸先の汚れが目立ってしまいますね。あらたまった席では箸置きにお箸を休めるようにしましょう。箸置きがなければ、箸袋を折って箸置きの代わりにします。マナー違反をしないように、普段の食事から箸置きに慣れておくのもいいですね。

 

<番外編1>遊びながらお箸の練習♪

マメオハジキ(Kukia)は、かわいい豆の形をした木製おはじきです。お箸とお椀がついているので、ままごと遊びに使ったり、並べてドミノのようにも遊べます。優しい色味がかわいいですね。お箸の正しい持ち方も遊びの中でトレーニングできます。参考価格4,860円。

 

<番外編2>遊びながらお箸と数の練習♪

そろばん弁当(ダイイチ)は、そろばんの玉をお箸で計算表に移動させることで、お箸の使い方と算術を学ぶというユニークな知育玩具。そろばんの玉をお箸でつまむのは意外と難しく、集中力も養われそうです。10までの数の勉強にも使えます。そろばん弁当ジュニア 参考価格3,024円。

 

まとめ

お箸の美しい扱い方や正しい持ち方は、小さい子どもには難しいかもしれませんが、遊びの中に取り入れたり、食事中にクイズ形式で教えてあげると興味を持ってくれるかもしれませんよ。子どもの成長には個人差もあるので、お箸の使い方は焦らず教えていきたいものですね。

 

sawaya

だいたいマジメ、ときどき脱力。
芸大卒、好奇心旺盛でハンパなモノ作りが得意です。
しっかりものの長女、マイペースな長男、ヤンチャな次男の育児を楽しんでます。