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育ちが悪いと思われる!?入学前に身につけさせたい食事のマナー5選

qufourの「入学前に身につけさせたいことランキング」の上位にもランクインする食事のマナー。マナーを守って、みんなと一緒に楽しく食事ができるスキルは、子どもの将来のためにも大切ですね。食事中のしぐさを見て、相手の育った環境を推察してしまうのはお互い様。みなさんは食卓でのマナーを子どもにきちんと教えていますか?この機会に一緒にチェックしてみましょう。

 

お行儀の悪い「犬食い」

器を手に持たずに顔を近づけて食べるのは、犬みたいで人間の食べ方ではないですよね。和食では、お茶碗と汁椀、取り皿は手に持ち、お箸を使って食べるのがマナーです。また、一口で食べられないものは噛みきるのではなく、箸で切ってから口に運びます。また、口をつけて掻き込むように食べるのもいけません。お子さんのお手本は、一番身近にいる親御さんです。見ていて気持ちいい食べ方を、子ども達に身に付けてもらいたいですね。

 

肘をついて食べていませんか?

肘をついて食事をしていると、美味しくないものを嫌々食べているように見えてしまいます。そんな、だらしない姿勢で食べているのを見ると、一緒に食事している人も料理を作ってくれた人も不快な気持ちになってしまいます。食事ができることへの感謝の気持ちをもって、背筋をまっすぐ伸ばして、肘を付かないで食べるように教えたいですね。

 

クチャクチャ音をたてて食べない!

食事中のおしゃべりはとても楽しいことですし、子どもの話に耳を傾けるのも大切ですよね。でも、口に食べ物を入れたままでクチャクチャと話かけられては、我が子でもゲンナリしますね。楽しい会話も美味しい食事も台無になってしまいます。子どもがそんな食べ方をしたときは、大げさに真似をして、周りの人が嫌な気持ちになるんだよ、と教えましょう。音をたてずにスマートに食べられるよう、気付かせてあげるのはみなさんですよ。

 

お箸の持ち方は大丈夫?

お箸をきれいに持てば、食べ物も上手に口へ運べるようになります。お箸は真ん中よりやや上の方を持つと、美しく見えますね。お箸の正しい持ち方は、親指は人差し指の爪の横、下のお箸は薬指の爪の横に来るように持ち、下のお箸を親指と人差し指で挟んで固定したうえで、上のお箸だけを動かします。また、「汚していいのは箸の先3㎝」とも言われるとおり、お箸の先で食事するように心がければ、自然ときれいな食べ方になりますよ。

 

弔事を連想させる箸使いは縁起が悪いのでNG

お椀に箸を突き刺して立てるのは、仏さまにお供えする「枕飯」を連想させるので、普段の食事ではマナー違反です。また、同じ料理を二人同時に箸でつかむのは、死者の骨を拾うときの作法なので、やってはいけないと教えておきたいですね。

 

まとめ

食事のマナーの根本には、作ってくれた人や周囲への気配りや思いやりがあります。かと言って、きちんと教えなければ……と親が焦ってガミガミ叱っていては食事も美味しくありません。折に触れて子どもへ「マナーが何のためにどんなことから決まっているのか」を伝えながら、少しずつ身につけられるようサポートしていけるといいですね。

 

sawaya

だいたいマジメ、ときどき脱力。
芸大卒、好奇心旺盛でハンパなモノ作りが得意です。
しっかりものの長女、マイペースな長男、ヤンチャな次男の育児を楽しんでます。