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使用済みの食用油、どうやって捨てる?近くでリサイクルできるところは?

揚げ物をした後の油、何度かは使っても最後に捨てるのは面倒ですよね。処理が面倒だからと言って、そのまま排水溝に流してしまっていませんか?廃油をそのまま流してしまうと、配水管のつまりの原因になって、かえって面倒なことに。今回は、覚えておきたい使用済みの油の処理方法と、最近始まりつつあるリサイクル事情についてご紹介します。

 

捨て方1:牛乳パックに入れて捨てる

飲み終えた牛乳パックの口を開いて乾かし、油を吸わせるための新聞紙やボロ布を八分目まで詰めておきます。そこへ、手で触れるくらいまで冷めた油を注ぎましょう。最後に牛乳パックの口をガムテープで留めればOKです。油は自然発火して燃え出すことがあるので、触れる程度まで冷ますことが肝心です。また牛乳パックは、水分だけでなく油分も通さないので、しっかり口を留めておけば油が漏れる心配もありません。

 

捨て方2:ゴミ袋に入れて捨てる

使用済み油がそこまで大量にない場合は、新聞紙やボロ布に油を染み込ませて、ゴミ袋で捨ててしまいましょう。鍋などに入った油へ、紙やボロ布を投入して染み込ませたら、紙や布をゴミ袋へ移して捨てます。ここでも油の温度は、紙や布が燃えないよう、手で触れる程度を目安にしましょう。ゴミ袋に穴が開いていないかどうかもよく確認してくださいね。。

 

捨て方3:市販の凝固剤を使って捨てる

市販されている「固めるテンプル」などの油凝固剤を使えば、液体状の油を固体にして燃えるゴミとして捨てることができます。粉状の製品を冷ました油に混ぜるだけで、簡単に油が固まります。また冷めた油を吸い取る「吸い取るんです」といった商品も販売されています。こちらは手のひらサイズのパッドで、約130mlの油を吸い取ることができ、新聞紙やボロ布よりも吸収性がいいのが特徴です。

 

リサイクル:近くの廃油リサイクル所は?

最近では、使用済みの油をバイオディーゼル燃料、家畜の飼料や畑の肥料にリサイクルしている団体があります。例えば「TOKYO油田2017」は、東京、神奈川、埼玉、千葉、栃木、静岡に、全224箇所の回収改修ステーションを設けて油を回収しています。またファミレスの「びっくりドンキー」の一部店舗でも廃油の回収を行っており、店舗によっては「クラブドンキーポイント」や「エコ・アクションポイント」が付与されるんですよ。その他にも、家庭の廃油を回収している自治体や団体もいくつかあるので、調べてみてはいかがでしょうか。

 

「TOKYO油田2017」回収ステーション一覧
http://tokyoyuden.main.jp/facebook/facebookpage.html

 

「びっくりドンキー」店舗検索
(店舗設備の「廃油回収」を選択して店舗を検索)
http://www.bikkuri-donkey.com/shop/

 

nontroppo

ライフオーガナイザー。ズボラでも簡単にすっきり暮らすための収納や、生活の仕組み作りを模索中。
料理、お菓子作りのほかに、洋服やインテリア小物なども手作りするのが好きです。
高校生の息子の母です。