老師オグチの家電カンフー
ノマドワーカーには“巻き”で撤収できる電源コードが必要だ
2018年6月27日 07:30
カンフーには広く「訓練を積み重ねる」といった意味があります。「老師オグチの家電カンフー」は、ライターの小口覺が家電をネタに、角度を変えてさらに突き詰めて考えてみるコーナーです
日常的にカフェなどで仕事をしています。いわゆるノマドワークってやつですが、たまに「電源のラストワンメーター問題」に遭遇します。カフェなどで電源が用意されていても、モバイル機器と距離があってACアダプターからのケーブルが届かないのです。ああ、あと1m、せめて30cm近ければナァ……、と何度思ったことでしょう。新幹線でも窓側の席にしか電源がない場合、通路側の席だとあきらめてしまいます。
電源タップ(コード)を使えばいいんですが、なんか持ち歩く気にならないんですよね。かさばるし見た目もイマイチじゃないですか。せめて、USBケーブルのように、巻き取れるリール式の電源コードだったらとAmazonで検索したらありましたよ。ただ、プラグの形状がメガネ型です。天才バカボンのおまわりさんの目のような、丸が2個つながった形で、PCのACアダプターに挿すタイプです。普段使っているACアダプターでは使えません。
そこで探したのが、メガネ型プラグから通常のコンセントに変換するアダプターです。エレコム「電源タップ ACアダプタ用 2pin 1個口 T-ACTAP21」という製品が見つかりました。これをさきほどの巻き取り式モバイル電源コードにつなげれば、巻き取り式の電源タップの完成です。
両方で3,000円以上になりましたから、電源コードとすればかなり割高です。しかし、電源が欲しいときにさっと伸ばして使え、撤収時もすばやく片付けられるメリットには代えがたい。「まだ電源ケーブルを束ねて消耗してるの?」とドヤ顔で使っているのを見かけても石は投げないでください。