藤原千秋の使ってわかった! 便利家事アイテム

「ぬい」の汚れどうしてる? 水洗い不要の専用泡洗剤がよかった

家事アイテムオタクなライター藤原千秋が、暮らしの不具合等々への現実的対処法とともに、忌憚ないアイテム使用感をご紹介していく連載記事です
OSHI BATH ぬいぐるみ用ボディソープ

数年前から親の仇のように多量のぬいぐるみやマスコットをリュックやスクバ(スクールバッグ)にぶら下げるムーブメントが女子高生を中心に展開されているのを電車内や駅などで目視するようになった。

1つや2つプラプラさせるのではない、みっしりというかごっそりというかワラワラというかそういうボリューム感のぬいぐるみやマスコットたち。

その流行は男子高校生にも伝播し、ついに筆者は昨年、おそらくサラリーマンであろうという出で立ちの男性のリュックに、“ちいさくてかわいい”マスコットが3匹ぶら下がっているのを目撃。強い衝撃を受けた。

一方、「婚活」「終活」などに連なる“○○活”の1つとして、「ぬい活」という言葉が定着して久しい。100円ショップなどでも専用の狭からぬ売り場が設けられ、2頭身のほぼ定型サイズのぬいぐるみたちが身につける様々な衣類や小物が激しく購われている昨今だ。

アラフィフ女性筆者、当初は薄目で完全に他人事としてこれらの動きを見ていた。しかし昨年諸般の事情で「推しぬい」が手元にやってきてしまったら、もうその渦中の人なのであった。

推しを模ったぬいぐるみ……そんなの、かわいいに決まっている……。

だから持ち歩く。汚れないように気をつけはする。でも可愛がるほどに手垢はつく。自然の理である。

「OSHI BATH ぬいぐるみ用ボディソープ」は、そんな「ぬい」専用の洗剤だ。価格は1,760円。作っているのは、靴クリームなどシューケア用品、革製品のお手入れ用品では日本を代表する老舗メーカーであるコロンブス。

意外性と納得感で唸る。なるほど……。靴メンテのノウハウを、ここに投入するのか……。

どのように使うか。まずは付属のブラシで「ぬい」のホコリをしっかり取る。そして泡状の洗剤をプッシュしてこのブラシにのせ、「ぬい」に塗り、優しく撫で洗う。仕上げに柔らかい布で毛並みに沿って泡を拭き取る。手順はシンプル。ほぼ無香。

何より、この洗剤のありがたいところは、すすぎがいらないことだ。ぬいぐるみを水に沈める必要がなく、型崩れを避けながら表面の汚れだけを手軽に落とせる。

水洗いやすすぎが不要

また合成繊維のほか、ウール、アルパカ、コットンなど幅広い素材に使用できる。ただしシミや色落ち、毛羽立ちのおそれもあるため、まず目立たない部分で試しておきたい。

ふーん、いいんじゃない? ビジュ、良くなったんじゃない?

毛並みが整い、触ったときのくたびれた感じも薄れた。今年もいろんなところに連れて行ったから。

晴れた休みの日などに、身の回りの“小さくて可愛い”こんな存在たちをメンテするだけの時間があってもいいような気がする。

藤原 千秋

主に住宅、家事、育児など住まい周りの記事を専門に執筆するライターとして20年以上活動。リアルな暮らしに根ざした、地に足のついたスタンスで活動。現在は商品開発アドバイザリー等にも携わる。大手住宅メーカー営業職出身、10~20代の三女の母。『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)、『ズボラ主婦・フニワラさんの家事力アップでゆるゆるハッピー‼』(オレンジページ)など著監修書、マスコミ出演多数。