2017年12月12日 06:00
東京国立博物館では、お正月の恒例企画「博物館に初もうで」を2018年も1月2日より開催します。2018年は戌年にちなんで、犬を表した作品の特集展示「博物館に初もうで 犬と迎える新年」や、国宝・重要文化財の新春特別公開、また新春にふさわしい吉祥模様を表した名品の展示を行います。
見どころとしては、「博物館に初もうで 犬と迎える新年」の展示において、2つのテーマで犬と人とのかかわりを紹介。まず、「いぬのかたち」では、日本人に愛されてきたかわいらしい子犬や、珍しい異国犬の造形を鑑賞できます。
「いぬとくらす」では、つねに人とともにあった犬の文化史的な意義をテーマとし、中国絵画に描かれる田園における隠逸(いんいつ)生活の友として、あるいは浮世絵にみられる都市の雑踏に寄り添う存在としてなど、絵画に表された犬の姿を楽しむことができます。
また、新春特別公開では、京都国立博物館蔵の国宝「釈迦金棺出現図」、日本古筆の優品・国宝「古今和歌集(元永本) 下帖」、また昨年新しく重要文化財に指定となった「鳥獣戯画断簡」を出品
さらに、1月2日(火)・3日(水)には、獅子舞など、日本の伝統的なお正月イベントを開催するほか、館内にはいけばなの飾りもしつらえ新年を寿ぐムードに包まれます。
犬好きの人は足を運んでみてはいかがでしょうか? イベントの詳細はこちらをご覧ください。