ニュース

第四の匠技「匠の米粒返し技」でよりふっくら炊きあげる炊飯器

IHジャー炊飯器 ヘルシオ炊飯器 KS-PX10B レッド系

 シャープは、新機能「匠の米粒返し技」を搭載した「IHジャー炊飯器 ヘルシオ炊飯器 KS-PX10B」を4月22日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は90,000円前後。

 炊飯容量1L(5.5合)の炊飯器。沸騰したときに、「かいてんユニット」が重なった米を大きく混ぜる「匠の米粒返し技」を追加。一粒一粒の米に沸騰したお湯を吸い込ませることで、ふっくらした大粒のごはんを炊きあげる。同社では、かいてんユニット未使用時よりも、旨味成分が約12%、甘み成分が約11%向上するほか、ツヤとコシのある美味しいご飯になるとしている。

 なお匠の米粒返し技は、従来機に備える、一粒一粒を引き離ししっかり吸水させる「匠の浸し技」、温度帯を均一に保ったまま加熱する「匠の加熱技」、高火力で連続沸騰させる「匠の連続沸騰技」の3つの匠技に続く、4つめの匠技となる。

 内釜は、発熱効率と熱伝導性の高い鉄とアルミを使用した「極美ダイヤカット鉄釜」を採用。ダイヤ形状のカットを施した凹凸で、内釜の発熱面積を約10%広げて火力を高めた。これにより、沸騰時に大きな気泡を発生しやすくし、ご飯のおいしい炊き上がりの目安といわれる「カニ穴」が多くできるという。

従来機に備える「匠の浸し技」「匠の加熱技」「匠の連続沸騰技」の3つの匠技に、今回「匠の米粒返し技」を追加
内釜には「かに穴」が多く発生する「極美ダイヤカット鉄釜」を採用する

 炊飯コースは、米粒の食感を残したおかゆを作る「極美がゆ」コースや、炊きこみごはんが作れる「炊きこみ(かいてん有り)」コースなど、合計で8種類搭載する。炊飯できる米の種類は、白米、無洗米、玄米、発芽玄米、分づき米の5種類となる。

 さらに、日々の献立や暮らしをアシストする「ココロエンジン」を搭載。「えんどう豆がおいしい季節ですね。次は豆ごはんでもいかが?」など、旬の食材を活かしたメニューや旬の食材の使いこなしを音声で提案する。

 また従来機と同じく、かいてんユニットを攪拌させて作り出す水流でお米を洗う「匠の洗米技」を備える。

 そのほか、合計45種類(うち、かき混ぜ有りメニュー24種類)の「まぜ技クッキング」メニューを搭載。細かなかき混ぜを必要とするカスタードクリームや、微妙な火加減の調節が求められるクリームシチューなどを、「かいてんユニット」が自動で攪拌して調理する。

 本体サイズは263×347×230mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は約6.7kg。定格消費電力は1,400W。炊飯メニューは41種類。かいてんユニット、蒸し板、米用の計量カップ、しゃもじ、しゃもじ受けが付属する。

匠の米粒返し技を追加したヘルシオ炊飯器2機種も発売

 極美ダイヤカット鉄釜、ココロエンジン、まぜ技クッキングを省いた「IHジャー炊飯器 ヘルシオ炊飯器 KS-MX10B/KS-MX18B」を5月15日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、炊飯容量1L(5.5合)のKS-MX10Bが50,000円前後、炊飯容量1.8L(1升)のKS-MX18Bが53,000円前後。

KS-MX10B レッド系
ホワイト系
KS-MX18B レッド系
ホワイト系

 匠の米粒返し技と匠の洗米技を備える炊飯器。内釜はステンレスとアルミを使用する「極美ダイヤカット釜」で、内釜外面の中空ビーズは備えていない。

 両機種とも、炊飯コースは標準、かため、やわらか、おいそぎ、炊きこみ、極美がゆ、おかゆ、すしめし、エコ炊飯の9種類。炊ける米の種類は白米、無洗米、玄米、発芽玄米の4種類となる。炊飯メニューは33種類。定格消費電力は1,100W。また、かいてんユニット、米用の計量カップ、しゃもじが付属する。

 KS-MX10Bの本体サイズは263×343×233mm(同)、本体重量は約6.3kg。

 KS-MX18Bの本体サイズは288×377×265mm(同)。本体重量は約7.6kg。

中野 信二