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エステー、エアカウンターEXの校正サービスを開始

~1年以上使用した放射線測定器を正しい値に再設定

校正サービスの対象となる「エアカウンターEX」

 エステーは、家庭用放射線測定器「エアカウンターEX」を対象とする、「エステー校正サービス」を7月8日10時に開始する。必要な期間は約10日間で、料金は往復送料込みで7,500円。

 エアカウンターEXは、CsIシンチレーション式を採用した高精度の放射線測定器で、2012年6月に学校などへの指定販売が、同年8月にエステーオンラインショップによる一般販売が開始された。

 エアカウンターEXは、出荷時に全数校正が行なわれているが、1年以上使用する場合は誤差が生じてくるため、定期的に校正することが推奨されている。

 今回、発売から約1年が経過したため、校正サービスが開始された。

 校正サービスの受け付けは、電話での申し込みのみ受け付ける。詳細については8日に、エステーオンラインショップに掲載される予定となっている。

 なお、対象となるのは、エアカウンターEXのみで、「エアカウンター」、「エアカウンターS」および他社製品は対象外となる。

 校正サービスは、本体外観検査、機能検査、校正・精度検査、報告書の発行を含む。なお、校正・精度検査は、国の認定を受けた第三者機関によって国家標準に基づいた校正を行なった機器を基準として実施される。

 校正サービスにより、エアカウンターEXの測定値が基準線量に一致するようにプログラムが再設定される。したがって、機器に表示された測定値に校正定数を乗じて数値を測るなどの必要がなく、表示された値をそのまま測定値として使用できる。また、上記のような方法を取るため、校正定数が記載された校正証明書は発行されない。

伊達 浩二