神戸ビエンナーレに、コンセントとプラグを模した巨大な太陽光発電アートが出現

神戸ビエンナーレで展示される「SOLAR-OUTLET」

 JX日鉱日石エネルギーは、10月1日~11月23日に神戸市で開催される、現代美術を中心とした芸術祭「神戸ビエンナーレ 2011」にて、太陽光発電を用いたアート作品を展示し、会場内の電力の一部を供給することを発表した。

 展示されるのは、巨大なコンセントとプラグの形を模した、太陽光発電システム「SOLAR-OUTLET」。デザインは、大成建設設計本部の毛塚順次氏が手がけた。コンセプトは、「太陽のある空は、身近で無限のエネルギー源。従来調和していなかったアートとエネルギーという組み合わせが、太陽光発電により実現する」という。太陽光発電出力は約2.4kW。

 この作品は、昨年度開催した「第1回 ENEOS太陽光発電パブリックアートコンテスト」の優秀作品の中から、神戸ビエンナーレのテーマである「アートを活かしたまちづくり」に沿って選ばれた。

 同社では、この太陽光発電システム作品を「太陽光発電パブリックアート」と名付け、街並みと調和し、景観を豊かにしながらエネルギーを供給するシステムとしている。

 神戸ビエンナーレ 2011の開催期間は、10月1日~11月23日の54日間。SOLAR-OUTLETは「ポーアイしおさい公園」内に野外設置される。入場料は無料。






(小林 樹)

2011年9月30日 18:36