九州電力、出力60万kWの新小倉火力発電所4号機が運転停止

~本日の需給には影響なし

 九州電力は、新小倉発電所 第4号機が運転停止したと発表した。

 8月23日0時46分に発電機出力約40万kWで運転中に、蒸気タービンの非常停止装置が動作して、自動停止した。現在、点検を実施している。今回の運転停止に伴う、電力の供給支障は発生していないという。

 新小倉発電所は、福岡県北九州市小倉北区にあり、3/4/5号機が現役で動作している。3基ともLNGを燃料としており、出力は60万kW。4号機は、1979年6月に運転を開始した。

 なお、23日のでんき予報は9時53分に更新されたが、ピーク時供給力が1,490万kW、予想最大電力が1,320万kW(14~15時)、予想使用率が89%で「電気の需給は、比較的余裕のある1日」としている。

 各電力会社の火力発電所は、原子力発電所の定期点検や停止を補うため稼働率が高くなっており、故障が発生しやすい状況となっている。






(伊達 浩二)

2011年8月23日 12:49