東芝、メロンパンが焼けるスチームオーブンレンジ

石窯オーブン ER-G8

 東芝ホームアプライアンスは、メロンパンが焼けるスチームオーブンレンジ「石窯オーブン ER-G8」を7月1日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は55,000円前後。

 同社のスチームオーブンレンジ「石窯オーブン」シリーズの最新モデルで、最上位機種「カロリエ」に次ぐ上位機種。石窯オーブンシリーズは、250℃の過熱水蒸気で食品の油を落しながら調理する「過熱水蒸気調理」を搭載しているほか、庫内5面から遠赤外線を発生させ、食品を包みように焼き上げる「庫内まるごと遠赤」機能が特徴となっている。

 ER-G8では最近の「内食」ブームに着目し、オーブンを利用したパンメニューを充実させたのが最大の特徴。従来のフランスパン、スポンジケーキに加え、焼き加減の難しいとされているに「メロンパン」を新たに追加した。パンメニューは専用の遠赤石焼きプレートを用いて行なうもので、パンやケーキのほかピザやハンバーグにも対応している。

 

250℃の加熱水蒸気で食品を調理する(写真はイメージ)庫内の5方向から遠赤外線が発生する家庭で作るのは難しいとされていたメロンパンのパンメニューを新たに搭載した

 

操作パネル
 加熱水蒸気を用いたスチーム機能では、食材の油を落しながら調理する「過熱水蒸気調理」のほか、ラップなしで加湿しながら食品を温める「スチームあたため」、蒸し器を使わない「蒸し料理」、食材に応じて低温で調理する「適温スチーム」コースを搭載している。

 また、レンジ機能では連続1,000Wで食品を温める「スピードあたため」、赤外線センサーで食品温度を検知し、自動的に加熱制御する「ソフトあたため」などを搭載しているほか、ユーザーからの希望が高かったとし、「牛乳」「生解凍」「ゆで野菜」「カラっとあたため」のメニューをわかりやすいワンタッチキーで配置した。

 使いやすさの面では、汚れを落ちやすくするため庫内のコーティングを見直した。

 石窯オーブンシリーズでは、石窯と同様の加熱方式を目指し、庫内に遠赤外線の効果を高めるセラミックコーティングを採用している。ER-G8では、表面を滑らかにし、汚れを落ちやすくするため、セラミックコーティングに撥水性の高いシリコン素材を従来の約1.4倍多く配合している。また、シリコン素材には脱臭触媒が含まれているため、庫内に匂いがつきにくいという効果もあるという。

 本体サイズは、495×450×360mm(幅×奥行き×高さ)で、庫内は329×376×243mm(同)。重量は16kg。庫内容量は30L。オーブンとして使用する際の最大消費電力は1,330W。電子レンジとして使用する際の最大消費電力は1,425W。

ER-G7

 下位機種として「メロンパン」オートメニュー、過熱水蒸気調理の温度設定機能などを省略した「ER-G7」を7月16日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は45,000円前後。






(阿部 夏子)

2009年6月4日 17:46