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東芝、業界最速、最高温度で調理できるオーブンレンジ

~高温で素早い焼き上げが可能

石窯オーブンレンジ ER-F400
 東芝ホームアプライアンス株式会社は、庫内の加熱を「業界最速」の約5分で行ない、「業界最高」の350℃のオーブンで食材の旨味を閉じ込めるオーブンレンジ「石窯オーブンレンジ ER-F400」を、9月1日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は10万円前後。

 高温かつ素早く表面を焼き上げることで、食材の旨味を閉じこめることを狙った高級オーブンレンジ。そのために、まず庫内の風の流れを改良。表裏2面構造の「石窯対流ファン」、風の流れを整えて抵抗を減らす「石窯サイクロン」を採用することで、庫内の風量を従来機種「ER-E350」よりも約38%増加した。

 さらに、ヒーターも改良し、「業界No.1」の1,400W出力を持つヒーター「石窯高出力ヒーター」に放熱フィンを設けた。これにより、庫内へ供給する熱量は、従来から約36%増加した。

 この結果、オーブン調理時において、庫内温度が200℃まで到達する時間は、従来の約8分から「業界最速」の約5分へと短縮。300℃まで到達する時間も、従来の約30分から約17分へと縮まった。同社ではこの機構を「石窯トルネードエンジン」と呼んでいる。

 また、庫内温度が「業界最高」の350℃で調理できるようになり、ピザ・パン・鶏肉の照り焼きといったメニューのほか、水分が蒸発するため難しいとされていた野菜の調理も可能になった。


ER-F400(左)に内蔵されている「石窯トルネードエンジン」(右)

石窯トルネードエンジンの仕組み
従来機種との温度上昇比較

 高温の水蒸気で調理し、食材の塩や脂分を減らすスチームモードでは、新たに「1,200Wハイパワースチームヒーター」を搭載。最高400℃の過熱水蒸気による調理ができ、調理時間が短縮した。例えば、鶏肉の照り焼きの場合なら、調理時間は従来製品よりも約14%短い18分半で調理可能。蒸しケーキの場合は約16分から約22分で調理できるという。また、スチーム発生までの時間も約5秒間短縮されている。


「スチーム生解凍」の構造
 スチーム機能としてはほかに、約35~95℃の低温で調理する「適温スチーム」を搭載。ステーキなら60℃付近のレア、65℃付近のミディアムといった焼き分けが可能で、豚肉ならビタミンB1の減少を抑える80℃程度の調理もできる。このほか、プリンの滑らかさを3段階に作り分けたり、茶碗蒸しに隙間を作らずに調理するといったことにも対応する。

 また、「適温スチーム」の35℃で食材を解凍する「スチーム生解凍」機能も取り入れた。これは、従来の解凍では、マイクロ波が食品の末端だけに当たる“端煮え”が起こっていた。そこで「スチーム生解凍」では、解凍の仕上げ工程で食材に35℃のスチームを与えることで、食品全体を加熱して端煮えを抑える効果がある。

 庫内底面には、業界で初めて「親水性クリーンコート」加工を採用。油やしょうゆなどが底面に焦げ付いても、専用のスチーム運転で汚れを浮かし、簡単に拭き取れる仕様になっているという。

 このほか、本体には「業界最大」の大型液晶を採用し、また操作パネルを斜めにすることで、見やすさを向上。光で次の操作を案内する「ナビダイヤル」「イルミネーションガイド」といったガイド機能も備える。

 本体サイズは500×465×395mm(幅×奥行き×高さ)で、庫内サイズは400×300×255mm(同)。重量は22kg。消費電力は、レンジが1,000W、オーブンが1,430W、グリルが1,100W、スチームが1,200W。年間消費電力量は69.2kWh。省エネ達成率は106%。本体カラーはシャンパンゴールドとシルバー。

 下位機種として、石窯トルネードエンジンなどの機能が省かれた「ER-F350」も、同時に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は8万円前後。





URL
  東芝ホームアプライアンス株式会社
  http://www.toshiba.co.jp/tha/

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( 本誌:正藤 慶一 )
2008/07/15 00:03

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