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タニタ、熱中症の危険レベルを知らせてくれる携帯型のコンディションセンサー

 タニタは、熱中症の危険性を知らせてくれる「コンディションセンサー TC-200」を発売した。価格はオープンプライス。店頭予想価格は4,980円(税抜)。

熱中症対策機器「コンディションセンサー TC-200」

 携帯型の熱中症対策機器。日射・輻射熱を計測できる黒球温度計を搭載しており、炎天下でも正確な測定ができるという。センサーで計測した乾球温度、湿球温度、黒球温度からWBGT(暑熱指数)を算出し、熱中症発症の注意レベルを判定する。

 注意レベルは「1/2(注意)/3(警戒)/4(厳重警戒)/5(危険)」の5段階で分類され、危険度に合わせて異なるブザー音で知らせてくれる。イラストでも注意レベルを確認でき、危険性を直感的に把握可能としている。ブザー音は3段階「大(75dB)/小(65dB)/なし」で切り替えられる。

 熱中症を発症する際、「のどが渇いた」などの自覚症状が出たときには既に体温が上がっており、重症化してしまう恐れがあるという。特に乳児や高齢者は、環境変化に気づきにくいため、同社では熱中症の注意レベルを簡単に把握できるツールが求められているとしている。

吊り下げ用アタッチメントが付属しており、ベビーカーなどに取り付けられる。

 WGBT測定間隔は、30秒に1回。湿度測定方式は抵抗変化型湿度センサー、気温測定方式はサーミスタを採用。

 本体サイズは、58×36×108mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約65g。コイン型リチウム電池CR2032を1個使用する。電池寿命は約3カ月(1日4時間使用の場合)。吊り下げ用アタッチメント、カラビナ、ドライバーが付属する。

西村 夢音