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お米のハリと甘みがスゴい! 進化したパナソニック「Wおどり炊き」を体験

 パナソニックは、6月1日から発売予定のスチーム&可変圧力IHジャー炊飯器「Wおどり炊きSR-SPX6」シリーズについて、関係者向けセミナーを開催した。同シリーズは5.5合炊きの「SR-SPX106」と、1升炊きの「SR-SPX186」の2機種あり、価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に11万円前後、11万5,000円前後(税抜)。

5.5合炊きの「SR-SPX106」
会場でもしっかりとカニ穴のあるご飯が炊き上がっていた

「圧力コントロール」で水分量に応じた“おどり”が可能に

 セミナーでは、同社の最上位モデルのIH炊飯器の特徴である2つのおどり炊き「Wおどり炊き」について紹介。1つめの「大火力おどり炊き」は、釜底に内対流を起こす「底IHコイル」と外対流を起こす「底側面IHコイル」を備え、通電を高速で切り替えることで、大火力を維持したまま、釜底全体から大小の気泡を出して連続沸騰を可能にしている。

同シリーズが採用している技術を紹介するパネル
釜底に「底IHコイル」と「底側面IHコイル」を搭載
それぞれが高速で切り替わって通電する

 もう1つは、加圧と減圧を繰り返し、甘みを抽出する「可変圧力おどり炊き」。圧力をかけて高温加熱することで熱と水を米の芯まで浸透させ、減圧して激しい対流でおどらせることで、炊きムラを防ぐという。

 新製品はさらに、炊飯中の水分量に合わせた「圧力コントロール」を採用。炊飯後半の水分が少なくなった工程でも米を激しくおどらせてしまうと、柔らかくなった米表面が崩れてしまうため、従来品はおどらせていなかったが、新製品は、水分量が多いときは通常減圧による強いおどり、少ないときは、圧力コントロールにる減圧でゆっくりおどらせることができるようになった。

 これにより、米と米の間の空気層が、従来品の9.5%から15.8%にアップ。ふんわりとした仕上がりになるだけでなく、ご飯にハリを出すために噴射する「220℃ IHスチーム」もより行きわたりやすくなり、ご飯のベタつきが半減したほか、甘みは10%アップしたという。

 実際に試食をしてみると、米の1粒1粒がしっかり立っており、水分をたっぷり含んでいるのにほどよい弾力がある。そして噛むほどに、強い甘みとうまみを感じることができた。

「圧力コントロール」により沸騰維持の工程もおどり炊きが可能に
水分量に合わせて通常減圧と、圧力コントロールによる減圧を使い分ける
圧力コントロールによる減圧では、中央のバネがゆっくり下がる

赤飯がわずか46分で炊ける「赤飯コース」を搭載

 白米だけでなく、赤飯を炊く「赤飯コース」も進化した。従来モデルでは、もち米と白米(うるち米)は吸水特性が異なるにも関わらず、同じ「炊込みコース」を使用。そのため水位線を変更することで炊き分けを行なっていたほか、もち米の場合は30分のざる上げが必要だった。

 しかし新モデルは、もち米のみの「赤飯コース」、もち米と白米を使用する「おこわコース」を設置することで、それぞれに適した火加減で炊飯することが可能に。「赤飯コース」のざる上げが不要になり、炊飯時間が従来の80分から46分まで短縮できたほか、より弾力があり、蒸し赤飯に近い味が再現することができるようになったという。

 セミナーでは、新モデルと従来モデルそれぞれで炊いた赤飯の試食も行なわれた。従来モデルの赤飯は、米粒がくっついて一塊になり、1粒1粒もベタついていたが、新モデルで炊いた赤飯は、1粒ずつほぐれやすく、しっかりとした弾力があり、歴然とした違いがあった。

新製品で炊いた白米と、新製品、従来製品で炊いた赤飯の試食も
新製品で炊いた赤飯(左)は1粒ずつハリがあり、甘みも感じられた

かまど炊きを超える美味しさへのこだわり

 パナソニックでは38年来、調理科学的視点でおいしさを追求する専門家集団「ライスレディ」が活躍。1機種の開発に約3トンの米を使用し、約50種類以上の産地銘柄米でデータを作成しており、新モデルでは、全国41銘柄の米の炊き分けが可能になっている。

 また個体差による炊き上がりの差をなくすため、おいしさの決め手となる本体と釜の距離を1製品ずつ調整。1台1台の釜の高さと本体の深さを計測し、0.2mm刻みで7種類用意された上枠キャップを装着することで、すべての製品が同じ距離になるよう補正しているという。

 内釜には、軽くて丈夫な「ダイヤモンド竃釜」を新搭載。内側に、沸騰を促進し、細かい泡を生み出す「ダイヤモンドプレミアムコート」を採用することで、かまどのような火力を伝えることが可能になったという。さらに、このダイヤモンドプレミアムコートは従来の2倍の厚みにしたことで、耐摩耗性がさらにアップ。保証期間を従来モデルの3年から5年に延長している。

「銘柄炊き分けコンシェルジュ」で炊き分けできる米は36銘柄から41銘柄に
個体差をなくすため、製品1つ1つに合わせたキャップを設置
6層構造の「ダイヤモンド竃釜」は5年保証

(田中 真紀子)