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ダイソン、人気の空気清浄機能付きファンに「スマホ連動機能」を搭載

発表会場にはタワーファンとテーブルファンが多数設置

 ダイソンは、1台で空気清浄、扇風機の2つの機能を持ち、独自の「Dyson Linkアプリ」を通じ屋外および室内の空気の状態をモニターする「Dyson Pure Cool Link(ダイソン ピュア クール リンク)」を、4月28日より発売する。「タワーファン」と「テーブルファン」があり、価格はオープンプライス。参考価格は順に、64,800円前後、49,800円前後(いずれも税抜)。

アプリと連携する新機能が目玉!

 従来の「Dyson Pure Cool(ダイソン ピュア クール)」と同じく、独自開発した360度グラスHEPAフィルターを採用しており、PM0.1レベルの超微小粒子状物質を99.95%除去できる。また屋内だけではなく屋外の空気の状態もリアルタイムで把握できるように、屋外の空気質の分析を行なっているBreezoMeter社と提携し、「Dyson Linkアプリ」を新たに開発。IoTとしての機能を持たせたことで、外出先から室内の空気環境をコントロールすることが可能になった点が特徴。

会場内には超微小粒子状物質が人体に及ぼす悪影響についての説明ポスターが
本体カットモデルも展示

 発表会当日は、デザインリードを担当するヒューゴ・ウィルソン氏が登壇。フィルターが機能しているデモンストレーションを行なった後、新たな技術について説明した。

研究デザイン開発/デザインリード ヒューゴ・ウィルソン氏
フィルター部分をガラスで覆い、白い煙を充満させる
空気清浄機能のスイッチを入れると、あっという間に煙を吸い始める
約10秒ほどで完了。本体上部からはきれいな空気が流れ出る

 「スマートに汚染物質を察知するシステム、そして自動清浄の2つが新たな機能となります。機械の後部に設置されているセンサーがそれを可能にしています。ダイソンは5名のエンジニアをメンバーとするセンサーチームを設け、このチームが10カ月かけてセンサーを開発し、搭載することに成功しました」とヒューゴ氏は話す。

「ナイトモード」は静かな運転と風量の自動調節。風量4以下で静かに運転する

 さらにモードが2つ追加された。東京のユーザーの声によって生まれたという「ナイトモード」は空気の状態をモニターし、LEDディスプレイも減光し眠りを妨げない。「オートモード」は清浄機能を風量によって調整し変化する家庭環境に対応するとのこと。

 一方、ヒューゴ氏は「家庭内の空気の質を把握されている方は少なく、空気清浄機のスイッチを入れるタイミングや、つけているとき本当に機能しているのか分からない場合があります」と懸念を示す。

Iot技術で新たな使い方を提案

 そのような不安を解消するために、50名のソフトウェアおよびエンジニアチームが室内の空気の汚染レベルを「可視化」することに成功。同社の空気清浄機家電に初めてWi-Fiコネクティビティを導入し、新たに開発された「Dyson Linkアプリ」は、スマートフォンやタブレットの画面に触れるだけで室内の空気汚染をユーザーの目で見られる形にした。空気の状況は4レベルで表示され、「きれい」「やや汚れている」「汚れている」「とても汚れている」に分かれる。

 リモコンとしても操作可能で、オートのオン/オフ、風量調整、首振りのオン/オフ、スリープタイマー、ナイトモードのオン/オフなどの機能がある。使用状況と室内環境の履歴は線グラフで表示されるので、部屋の状態は常にチェック。フィルターの交換のタイミングも教えてくれる。

 製品1台に対して複数のアカウントによるペアリング、また逆に1台のアカウントで複数のダイソン製品とペアリングすることも可能。「Dyson Linkアプリ」対応製品は今のところ、「Dyson Pure Cool Linkタワーファン/テーブルファン」と「ロボット掃除機 Dyson 360 Eye」の3製品となっている。

タワーファン、テーブルファンどちらもスマホかタブレットで操作可能
どのダイソン製品をペアリングしているかもトップで確認できる
ディスプレイに現在の室内の空気状況が表示される。汚くなるほど赤くなっていく
タッチパネルで操作。もちろん外出先からもWi-Fi経由でコントロールできる

 ヒューゴ氏は最後に「新たなものを拒まず、掃除機の専門知識、空気清浄機の専門知識、そしてハードウェアとソフトウェアを融合させ『Dyson Linkアプリ』を開発しています。ダイソンからは予想もしなかったものも予想できる、良きデザインは日常的な課題を解決するものである。また最終的にはエンジニアリングが全てだと私たちは考えています」と締めくくった。

 タワーファンの本体サイズは、196×1,018mm(直径×高さ)、重量は、3.7kg。適用床面積は、10畳(30分)、26畳(60分)。消費電力は6-56W。テーブルファンの本体サイズは、355×220×616mm(幅×奥行き×高さ)、重量は、3.03kg。適用床面積は、8畳(30分)、23畳(60分)。消費電力は5-40W。カラーリングはいずれも、ホワイト/シルバー、アイアン/ブルーの2色。

(三宅 隆)