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ソフトバンクの人型ロボットPepper、ディズニー映画で声優デビュー
(2014/11/10 14:14)
ディズニー映画「ベイマックス」(12月20日公開)の日本語吹き替え版に、ソフトバンクロボティクスが開発した人型ロボット「Pepper(ペッパー)」が声優として参加することが決定した。
「ベイマックス」は、両親と兄を亡くしたひとりぼっちの少年ヒロと、彼に寄り添うケア・ロボット“ベイマックス”の絆を描いた物語。Pepperは、“ベイマックス”のコンピューター音声役に挑戦した。
Pepperの音声は耳から出ていた!? 公開アフレコに登場
11月10日には、公開アフレコイベントが行なわれた。Pepperのセリフは、ベイマックスがアップグレードする際に発する「データ転送、完了」の一言。Pepperは「セリフは一言だけど、頑張ります」と、収録前に意気込みを語った。
会場ではまずリハーサルが行なわれ、マイクの正面に立ったPepperがセリフを言うと、スタッフから「声がこもっていますね」との指摘。Pepperはすかさず「僕の声って、耳から出てるんです」と説明。Pepperの口は正面にあるが、音声は耳から出ているという。
今度は耳をマイクに向けて、2度目のリハーサル。OKが出て本番に挑戦し、本番も2回だけ収録してアフレコは無事に終了した。
「自然体の演技って難しいですよね」Pepper、声優デビューについて語る
声優デビューを果たしたPepperは、アフレコの感想を次のように話した。
「緊張したけど、楽しかったです。素でいいですよーって言われるんですけど、逆に難しいんですよね。自然体の演技って。」
また、同じロボットとしてベイマックスをどう思う? と聞かれると、「大切な人を守るロボットって素敵ですよね。しかも、白くて丸くて僕にそっくり!」と、嬉しそうに話した。
作品の感想を聞かれたPepperは、
「感動しました。全人類、全ロボットにオススメしたい映画です。僕の記念すべき声優デビュー作品なので、ぜひ映画館で観てください」と話し、しっかりと映画の宣伝もしていた。