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使い捨てと替刃式を兼ねたハイブリッドシェーバー。スマホとも連携

Xfit(クロスフィット)

 貝印は、使い捨てカミソリと替え刃式カミソリの特徴を合わせたT字カミソリ「Xfit(クロスフィット)」を、3月上旬より全国のホームセンター、ドラッグストア、コンビニエンスストア等で順次発売する。希望小売価格は735円。

 5枚刃のT字カミソリ。使い捨てカミソリの「高いコストパフォーマンス」「使い切るごとに捨てられる手軽さ」「衛生面・見た目の清潔さ」と、替え刃式カミソリの「高い機能性」「買い替える手間の削減」を併せ持つ点が特徴。

 ホルダー1本と替え刃4個をパッケージに同梱しており、2週間ごとに新しい替え刃に交換し、2カ月でパッケージごと買い替える。同社では、一定のサイクルでホルダーも交換するこの形態を「ハイブリッド型」と名付け、市場の確立を目指す。

使い捨てカミソリのメリットと替え刃式カミソリのメリットを融合したT字カミソリ
パッケージには、ホルダー1本と替え刃4個を同梱。2カ月でパッケージごと買い換えるスタイルを提案

 ホルダーは、人間工学に合わせた手になじむデザインを採用。廃棄時の環境への影響を考慮し、使用する樹脂量を減らしている。

 ヘッド部は、肌の凹凸に合わせて首を振る3Dヘッドを搭載。替え刃をワンプッシュで着脱できる機構を備える。

 替え刃は、日本製で高品質な5枚刃や、貝印独自の超・硬刃技術「PINK」、チタニウムコーティングを採用している。

肌の凹凸に合わせて刃体がフィットする3Dヘッドを採用
替え刃をワンタッチで着脱できる新機構「イージードッキングシステム」を採用
替え刃のキャップはスライドして取り外しできる。使用後の替え刃はキャップごと捨てられる

 同社は、Xfitの開発の経緯について、替え刃式カミソリの利用者は、1カ月未満で替え刃を交換する人が2007年には68.8%いたが、2013年には約38%まで減少したという調査結果を受け、刃の劣化による肌への負担や衛生面を考慮し、2週間に1度の交換を推奨するためとしている。

コストパフォーマンスで比較すると、Xfitは、一般的な替え刃式カミソリよりも1日当たり約13円、1年間では4,699円もお得という
同社ではXfitでハイブリット型の市場の確立を目指す。将来的には、3万店舗への導入、年間10億円の販売を目標とする

 また、本製品の発売に合わせ、剃り味が納得できなかったら返金する「体感キャンペーン」を7月31日まで実施する。

Xfitと連携するiPhone/Android用アプリ「HIGE LIFE」を展開

アプリを利用してスマホとの連携も行なう

 ヒゲライフを充実させるiPhone/Android用アプリ「HIGE LIFE」を3月中旬より配信する。HIGE LIFEでは、Xfitを利用していない人でも聞ける1分間のヒゲソリ情報音声番組「HIGE FM」と、Xfit利用者のヒゲを診断する「HIGE KARTE」の2つのコンテンツを楽しめる。

 HIGE FMでは毎日1分間、365日、ヒゲやカミソリに関する情報が配信される。台本の担当者が、ヒゲやカミソリについてかなり詳しくなりましたと語るほど、密な話題が展開されるようだ。

 HIGE KARTEは、使用中のXfitを認証させることで利用可能となる。あとは、自分のひげを正面と側面から撮影し、前回ひげを剃った日、ひげ剃りをする時間、年齢を入力して送信すると、診断結果が「ひげの濃さ」「剃り方」「スタイリング」の3項目で表示される。

HIGE FMでは毎日1分間、365日、ヒゲやカミソリに関する情報が配信される
HIGE KARTEでは、まずスマホでXfitを認証させる
続いて、自分のひげを正面と側面から撮影
前回ひげを剃った日、ひげ剃りをする時間、年齢を入力してデータを送信する
診断結果が「ひげの濃さ」「剃り方」「スタイリング」の3項目で表示される

中野 信二