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キングジム、騒音だけカットして声は聞こえる“デジタル耳せん”

デジタル耳せん MM1000

 キングジムは、騒音をカットして人の声は聴こえる「デジタル耳せん MM1000」を3月7日より発売する。希望小売価格は5,229円。

 ノイズキャンセリング技術を搭載したデジタル式の耳せん。乗り物内の騒音やエアコンの空調音など、300Hz以下の騒音を約90%カットできる点が特徴。普通の耳せんと違い、アナウンス放送や人の声、着信音などの普通の音は聞こえる。カフェや図書館などで集中したい時や、飛行機などの乗り物でリラックスしたい時に適しているという。

 同社によると、なかなか集中できなかったりリラックスできない原因は「環境騒音」にある。電車の走行音や乗り物のエンジン音、エアコンの送風音、冷蔵庫のモーター音などが環境騒音にあたる。

 これらの環境騒音を打ち消すノイズキャンセリング技術では、イヤホンに内蔵する小型マイクロホンが環境騒音を収音し、逆位相の波形を作ることで騒音と打ち消し合い、騒音をカットできる仕組みとなっている。MM1000の場合、環境騒音は約90%カットし、ノイズキャンセルレベルは最大-20dBになるという。

ノイズキャンセリング技術の仕組み

 イヤホンコードは巻き取り式で、本体に収納して持ち運べる。

 電源は別売りの単四形乾電池または充電池が1本。単四型アルカリ乾電池の場合連続使用時間は約100時間。充電池「エネループ」の場合約60時間。

 本体サイズは64×64×14mm(縦×横×厚さ)。本体重量は約33g。コードの長さは85cm。付属品として、布製ポーチ、イヤピース(XS/S/M/L)を同梱する。カラーはホワイト。

小林 樹