やじうまミニレビュー
パナソニック「充電式EVOLTA スターターセット」
~家庭で使う電池をこれ一つでまかなう
充電式EVOLTA スターターセット K-KJQ21S22A |
こんなときにピッタリなのが、充電池の“スターターセット”。充電池や充電器、単一/単二形にも使えるスペーサーも付いたセットのことで、これを買えば、さまざまな製品に入れて使えるというものだ。
今回購入したのは、パナソニックの「充電式EVOLTA スターターセット K-KJQ21S22A」。2008年10月に発売したニッケル水素充電池シリーズ「充電式Evolta」のスターターセットだ。乾電池形のニッケル水素充電池は他社でもいくつか製品が出ているが、充電式Evoltaは充電回数が“業界No.1”の1,200回という点がウリとなっており、より長く使えそうなので、購入した。
メーカー | パナソニック |
製品名 | 充電式EVOLTA スターターセット |
品番 | K-KJQ21S22A |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | 楽天市場 |
購入価格 | 3,299円 |
セット内容。充電池が単三/単四で2本ずつ、スペーサーが単一/単二で2本ずつ付属する。充電器は素早く充電できる急速充電器だ |
セット内容は、単三・単四の「充電式Evolta」が2本で、単一/単二のサイズ変換用のスペーサーもそれぞれ2本付属する。充電器は、単独でも売られている「BQ-321」だ。
このK-KJQ21S22Aは、充電器が“急速充電器”である点がまず特徴として挙げられる。単四形なら約90分で、単三形でも約240分で充電できる(1~2本時)。他社のスターターセットは急速充電器ではなく普通の充電器を使用している場合もあり、充電に6時間ほどかかるケースもある。コストより実用性を重視しているのはありがたい。
また、電池の投入口は単三用と単四用とが交互に並んでおり、単三と単四を1本ずつ同時充電もできる。電源は100~240Vに対応しているため、海外旅行に持っていくことも可能だ。
【訂正】初出時、電源の単位を誤って掲載しておりました。お詫びして訂正するとともに、読者のご教示に感謝いたします。
電池は、先ほど触れたとおり「業界No.1」の1,200回の繰り返しが可能。もちろん継ぎ足し充電も可能だ。電池容量は単三で2,000mAh、単四が750mAhと、十分な容量を備えている。
スペーサーは単一、単二とも単三電池を挿入して使用する。単二はスペーサーに単純に差し込むだけなので、機器に投入する場合にズレが発生しやすいが、単一はケースに入れてフタを締めるため、本来の単一とほぼ同様に使用できる。とはいっても、もちろん容量は単三電池のものなので、本来の単一/単二電池よりもかなり少ない点には注意したい。
充電器は単四を約90分、単三を約240分で充電する急速タイプ。1本ずつなら単三と単四の同時充電も可能だ | 単一のスペーサー(上)は、単三形の充電池を投入したあと、フタをする。単二は単三形充電池をそのまま差し込むだけ |
我が家では単四はイヤホンのノイズキャンセリング用の電源として、単三は携帯電話のポータブル充電器に活躍している。いずれもいつのまにか電池切れになっていることが多く、ことあるごとに乾電池を買い換えていたのだが、本製品なら充電しなおせば良いだけだ。
一方で単一/単二のスペーサーは普段使いはせずに、電池や懐中電灯の電池が切れた際の緊急用として保管している。前述の通り単一/単二は容量が大きいため、単三では交換の回数が増え、逆に手間になってしまうからだ。
いつの間にか電池容量がなくなっていることの多い、携帯電話の充電器に使用している | 買い換える機会の多かった、イヤホンのノイズキャンセリング機能の電源として重宝している |
単一形は懐中電灯の電源として。昔はラジカセの電源として活躍の機会が多かった | 単二形を使用することが多い目覚まし時計にも使用できる |
初期に付属する電池は単三/単四とも2本ずつと少ないが、充電池を別途購入し使用することも可能。ただし、他社のニッケル水素充電池との使用は控えるよう指示されている |
使い捨ての乾電池を充電池に変えることで、ゴミ捨ての手間を省くだけでなく、資源のムダを防ぐことにも繋がる。充電池のスターターセットで、身近なエコを始めてみてはいかがだろうか。
2009年 8月 25日 00:00
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