やじうまミニレビュー

センチュリー「Zipbuds earphone」

~絡みにくくて使いやすい!コードがジッパーになったイヤホン
by 阿部 夏子


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


センチュリー「Zipbuds earphone」

 iPodなどの携帯用音楽プレーヤーの普及によって、電車の中で音楽を聞いている人が飛躍的に増えた。昔はイヤホンをしている人といえば、高校生や大学生くらいだったが、今や50代や60代の方々も当たり前にイヤホンをしている。

 需要があれば供給もある、というわけで、今や家電量販店には50種類以上のイヤホンが並ぶ。今回紹介するセンチュリーの「Zipbuds earphone(ジップバズ イヤホン)」は、数あるイヤホンの中でもかなりユニークな製品だ。


メーカーセンチュリー
製品名Zipbuds earphone
希望小売価格4,980円
購入場所直販サイト
購入価格4,980円


 Zipbudsの1番の特徴は、コードの部分がジッパーになっていること。両耳にイヤホンをセットした時にコードの長さをジッパーで簡単に変えられるという利点があるほか、ジッパーのデザインも目立つので、一般的なイヤホンに比べるとかなりの存在感がある。

 もう一つ変わっているのは、ケーブルの素材だ。一般的なイヤホンのケーブルは、黒くて細いが、Zipbudsは布で覆われていて、色もジッパーの色に合わせたカラフルなもの。なお、ケーブルの長さは1.2mだ。

 イヤホンの基本的なスペックは、ごく一般的だ。耳の中にイヤホンが入るインナータイプで、耳の大きさによって付け替えられる3種類のインナーイヤホン用キャップも付属する。なお、イヤホンの音質は、米Digital Group Audio社の技術を採用しているという。そのほか、本体にはイヤホンコードを耳に引っ掛けて使えるイヤーグリップが付属する。

製品パッケージ製品本体本体には耳の大きさによって付け替えられる3種類のインナーイヤホン用キャップと、耳に引っ掛けて使えるイヤーグリップが付属する
コードの部分がジッパーになっているイヤホンはインナータイプケーブルは布製の素材で覆われている
ケーブルの太さや素材が一般的なイヤホンとは違っていて、絡まりにくい

 機能というよりもデザイン重視で選んだ製品だが、使い続けていると意外な便利さがあった。それは、ケーブルが絡まりにくいということ。一般的なイヤホンのケーブルは細いため、丸めてそのままバッグに入れると、ケーブルがすぐに絡まってしまう。絡んだコードをほぐすのは意外に手間がかかるし、毎朝の作業はストレスでもあった。

 Zipbudsの場合、ジッパー部分はまず絡まることはないし、ケーブルも太くてしっかりした造りなので、絡まることがほとんどない。たまに絡まることがあっても、すぐにほぐせる程度。イヤホンを毎日使っている私にとっては、使い勝手が飛躍的に向上した。

 逆に気になったのは、本体の重さ。Zipbudsの重さは23g(実測)で、一般的なイヤホンの10g(実測)に比べると2倍以上ある。電車の中で音楽を聴く分には問題ないが、ウォーキングやジムで使いたいという人には向かないだろう。

Zipbudsの重さは23g(実測)自宅にあったソニーのイヤホンは実測で10gだった

 今までにないデザインが目立つ製品。実際、使っていて何度かそれどこの? とか、変わってるね、と声を掛けられた。新しいものが好きな人や人とは違う製品が欲しい人にオススメだ。

使っているところ。ブルーのケーブルとジッパーが目立つ




2011年 9月 22日   00:00