ニュース

10年間で蛍光灯に比べて最大73万円安く上がるLEDベースライト

LEDベースライト「AQ HG(High Grade)」シリーズ 40タイプ

 東芝ライテックは、オフィスなどの施設向けLEDベースライト「AQ HG(High Grade)」シリーズ88機種を2014年1月15日から順次発売する。

 2013年7月に発売されたLEDベースライト「AQシリーズ」の上位に当たる製品で、さらなる効率の向上を目指した。シリーズ中の2機種は、固有エネルギー消費効率163.11lm/Wに達しており、業界トップクラスとしている。

 AQ HGシリーズは、Hf32形蛍光灯2灯に相当する「40タイプ」と、Hf86形蛍光灯2灯/FLR110形2灯に相当する「110タイプ」の2タイプが用意される。

 一例として、Hf32形蛍光灯2灯の機器と、それに相当するAQ HG 40タイプの機器を比較した場合、平均照度は12%向上し、消費電力は51%削減できるという。また、光源寿命が40,000時間と長いため、蛍光灯に比べて光源の交換回数が少なくなる。使用期間を10年とした時のランニングコストで比較すると、蛍光灯機器が約268万円なのに対し、約195万円に削減でき、約73万円の差が出るとしている。

 なお、既存のAQシリーズも、2014年2月から順次性能向上を図る予定。固有エネルギー消費効率は最高で136.8lm/Wを実現するとしている。

初期コストはLED機器の方が高いが、消費電力の差で逆転できるという

伊達 浩二