ニュース

ダイキン、3つの節電モードで最大40%の節電できる遠赤外線暖房器具「セラムヒート」

「セラムヒート ERFT11PS」

 ダイキン工業は遠赤外線暖房器具「セラムヒート ERFT11PS」を9月14日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は36,800円前後。

 セラムヒートは、身体に吸収されやすい遠赤外線を放射し、洗面所などの狭い空間や室内の一角を暖める補助暖房器具。ヒーターには、ステンレスの耐熱管にセラミックコーティングしたシーズヒーターを採用している。

 今回の新製品では、本体周辺の温度を計測するセンサーと、ヒーターを制御するマイコンを搭載した。これにより、3つの節電モードが可能となり、最大40%の節電が可能となったという。

 まず、「リズムモード」では、暖房に強弱のリズムをつけることで、通常運転に比べ、約15%の節電が可能となる。セラムヒートは遠赤外線により身体が長く暖まる特性を持っているため、暖房にリズムをつけても暖かさが持続することを、横浜国立大学 教育人間学部と共同で実証した。

リズムモードで暖房に強弱をつけても暖かさは変わらない

 次に「センサーモード」は、空気温度が20℃に達すると、電力を抑えて運転する。これにより、最大で約40%の節電が可能としている。

「センサーモード」は室温が20℃になると暖房を抑える
エアコンで室温が上がってくると、自動的に暖房を抑制する
「待機モード」にすると最小の力で運転し、15分経つと電源が切れる

 「待機モード」は、少しの間、席を離れる場合に使用するモードで、微弱な状態で運転し、電力の使用を最小限に抑える。席に戻る時間が長引いた場合はアラームが鳴り、消し忘れを防止するために自動的に運転を停止する。席に戻った場合は、もう一度ボタンを押すことで待機モードを解除できる。

 セラムヒートの暖房設定は10段階。消費電力は330~1,100Wで、1時間当たりの電気料金は7.26~24.2円。本体は、縦置きと横置きの両方で使用できる。ヒーターの耐久時間は約10,000時間。

 縦置き時の本体サイズは、320×300×725mm(幅×奥行き×高さ)、重量は6.8kg。本体色はダークブラウン。

伊達 浩二