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三洋電機、リコール中の食器洗い乾燥機の対象機種を追加

回収対象となった、東京ガスブランドの「SN-D503」

 三洋電機は、現在回収中の食器洗い乾燥機について、対象機種を追加すると発表。ユーザーに対し、対象機種の使用を控えることを呼びかけるとともに、1台につき3万円で引き取る回収作業を実施する。

 三洋電機は1月22日、同社が製造・販売した食器洗い乾燥機の一部について、ヒーターと配線の接続部に不具合により発煙・発火に至る恐れがあるとして、対象製品の回収を行なっていた。しかし、さらなる社内調査を行なったところ、出荷記録を見落とすなどの不備により、これまで回収対象としていなかった製品にも、同様の不具合の可能性がある部品が使用されていたことが判明。回収対象を追加した。

 追加された対象機種は、三洋電機が2001年1月から10月まで製造した「DW-S2000」のうち、製造番号が「900001~900081」の81台。また、東京ガスブランドで販売された2002年6月~11月製造の「SN-D503」のうち、製造番号が「200301~200697」の397台も、回収対象機種として追加される。

 三洋電機ではユーザーに対し、当該機種の使用を中止したうえで、同社フリーダイヤルまたはホームページから連絡を行なうよう呼びかけている。また追加された製品のユーザーのうち、三洋から1月22日の社告実施後に「対象製品ではない」と回答したユーザーに対しては、早急に連絡をするという。

 1月22日の社告では、三洋電機ブランドの「DW-S2000」「DW-S2100」「DW-SJ2000」、大阪ガスブランドの「115-1045」、東京ガスブランドの「SN-D503」の一部機種について、回収が呼びかけられていた。当時の対象機種の合計は46,646台で、現在も回収を受け付けている。

品番と製造番号は、本体正面と背面に記されている

正藤 慶一