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デロンギの調理家電で、家庭で本格イタリアンを――オーブンやブレンダーの体験会

左からデロンギ・ジャパンの杉本敦男 代表取締役社長、歌手でタレントのロザンナさん、娘でモデルの万梨音さん、料理研究家の石井秀代さん

 デロンギ・ジャパンは、本格イタリアンが楽しく使える調理家電の新製品のプレス向け体験会を実施した。体験会で披露されたのは、オーブン「ミニコンベクションオーブン」やブレンダー「パワーブレンダー 3WAY」、フードプロセッサー「クアッドブレード プラス ミニフードプロセッサー」の3製品。いずれも4月1日より発売する。希望小売価格は順に、23,800円、12,600円、17,800円。

 以下、実際に展示されていた新製品と、実演の模様をお伝えする。

熱対流で焼いたフォカッチャは、ハーブの香り豊か

ミニコンベクションオーブン EO420J-WS

 「ミニコンベクションオーブン EO420J-WS」は、熱対流を起こして食材を包み込むように焼く「コンベクション」機能を搭載したオーブン。コンベクション機能はパン屋のパンを焼くオーブンに採用されているもので、ファンを使って熱風を対流させ、食材の中をふっくら、外はパリッと本格的に焼き上げるという。

 本体はサイズは405×320×200mm(幅×奥行き×高さ)で、高さを抑えた設計。同社では、コンベクション機能を持つオーブンとしては“世界で最もコンパクト”と謳っている。

扉を開けた状態。庫内容量は8.5Lで、たっぷりある
側面
シンプルな背面

 会場では、ミニコンベクションオーブンで作られたフォカッチャが振舞われた。フォカッチャとは、イタリア料理のパンのことで、塩やオリーブオイルをつけて食べる。ミニコンベクションオーブンで作ったフォカッチャは、ふっくらとした歯ごたえで、表面にのせたハーブのローズマリーが香ばしい香りを引き立てていた。食事や生ハムなどのおつまみにも合いそうだ。

焼き立てのフォカッチャは、ふわふわモチモチの食感
庫内のランプは付いておらず、焼いている間も庫内が暗い
2つのダイヤルボタンでシンプルに操作できる
食材の脂を落としながら焼く「オイルプレート」が付属
通常のプレートも付属
角型のピザ用焼き皿も同梱される

ひき肉も簡単に作れる4枚刃のフードプロセッサー

クアッドブレード プラス ミニフードプロセッサー DCP250-RN

 「クアッドブレード プラス ミニフードプロセッサー DCP250-RN」は、4枚刃で食材を素早く均一に刻むことができるフードプロセッサー。自宅で挽き肉などの刻み調理が簡単に作れるという。

 付属品として新たに、大根おろしやニンニク、生姜のおろしが簡単に作れる「おろしカッター」が追加された。

段違いに配置された4枚刃
新たに追加された、おろしカッター。大根おろしやニンニク、生姜のおろしが簡単に作れる
底面には四隅に滑り止めが付いている

 実演では、クアッドブレード プラス ミニフードプロセッサーを使って、「自家製ひき肉のサルシッチャ」を作った。サルシッチャとは、イタリア料理のソーセージのこと。

 作り方は、容器に肉を入れて運転ボタンを押す。肉は均一にムラなく刻めていた。その後挽いた肉を形成して寝かせ、フライパンで焼き上げる。肉を挽く際は、できあがったサルシッシャを食べてみると、まさに“粗挽きソーセージ”という言葉がピッタリ。

実演するのは、日本人初のオリーブオイルソムリエであり料理研究家の石井秀代さん
豚もも肉と豚バラ肉を適当な大きさに切って入れる。肉の合計の分量は4人分で250gほど
付属のヘラで押し込む
操作ボタンはフタの上に付属。ボタンを押す強さによって、高速回転と低速回転を切り替えられる。またボタンを断続的に押すことで、食材の状態を見ながら刻める
できあがり。均一に細かく刻めている
サルシッチャは本来牛などの腸に詰めるが、家庭のラップでも代用可能という。画像は、挽いた肉に赤ワイン加えて寝かせている状態。あとはフライパンで焼くだけだ

“飲むジェラート”も作れるブレンダー

パワーブレンダー3WAY(スリーウェイ) DBL247-WH

 「パワーブレンダー3WAY DBL247-WH」は、容量800mlのブレンダー。3種のアタッチメントを採用し、1台でブレンダー、スムージー用ブレンダー、ミルの3役がこなせる点が特徴。氷も粉砕できるので、フローズンドリンクも味わえる。

スムージーブレンダー
ミル
ブレンダーのフタにはキャップが付属し、フタごと外さなくても、追加の食材を投入できる
スムージーブレンダーを取り付けたところ
ミルを取り付けたところ

 会場では、パワーブレンダー3WAYを使って、イタリアのフローズンドリンク「スグロピーノ」が作られた。スグロピーノは“飲むジェラート”と言われるデザートドリンクで、ブレンダーで細かく氷を砕き、クラッシュアイスを作る。そこに炭酸入りのレモン水を加え、さらに10秒ほど混ぜる。そこにバニラアイスを大さじ1杯ずつ数回に分けて入れたら、最後にガムシロップで味を調える。味わいはすっきりとした甘さで、ひんやりしたアイスの舌触りが爽やか。これは夏にちょうど良さそうだ。このほかウォッカなどのアルコールを入れたり、ヨーグルトなどを入れても美味しいという。

まず氷を粉砕。所要時間はわずか5秒ほど
氷は均一に砕かれている
レモン水を入れてさらに混ぜる
混ぜる時間は10秒ほど
さらにアイスを加えて均一に混ぜていく
試飲したロザンナさんは、「炭酸レモン水をスプマンテ(炭酸水)にして、レモンの味付けはリモンチェッロ(レモンリキュール)を入れたいわ」と気に入った様子だった

家庭で作る楽しみを演出

デロンギ・ジャパンの杉本敦男 代表取締役社長

 デロンギ・ジャパンの杉本敦男 代表取締役社長は、3製品のコンセプトについて、「デロンギはイタリアのメーカーなので、“イタリア料理”と“作る楽しさ”がテーマ。私もこのブレンダーで最近はスムージーばかり作っています」と紹介。

歌手でタレントのロザンナさん、ロザンナさんの娘でモデルの万梨音さん。ロザンナさんは“イタリアのマンマ(お母さん)”の味の伝導師として、レシピ本を出すなど料理への造詣が深いという

 会場には、イタリア料理のレシピ本も出版している歌手でタレントのロザンナさんと、娘でモデルの万梨音(まりおん)さんも応援に駆け付けた。ロザンナさんは、「イタリア人は古い道具が好きなのよ。頑固だから、新しい物はなかなか使おうとしないの。私も昔はそうだったけど、最近は考えをあらためたわ。せっかくいいものがあるんだから、使わないと損よ! 」と、料理を楽しくするという3製品を熱烈アピールした。

小林 樹