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北海道電力、南早来変電所に7.4万kWの緊急設置電源を設置

南早来発電所

 北海道電力は7日、南早来変電所に設置した7.416万kWの緊急設置電源が営業運転を開始したと発表した。

 営業運転を開始したのは、軽油を燃料とするディーゼル発電機72台で、南早来発電所1号機~72号機と名付けられた。設置場所は勇払郡安平町の南早来変電所の構内。

 北海道電力は、3日から数値目標のない節電要請期間に入っているが、10日からは一昨年比で7%という数値目標を持った節電を要請している。今冬では唯一、数値目標が設定されている電力会社となっている。

 緊急設置電源は、東日本大震災以降の原子力発電所の稼働停止を受け、電力需給を改善する手段として各電力会社に導入されている。北海道電力の緊急設置電源は、苫小牧緊急設置電源(7.438万kW、ディーゼル発電機82台)に続いて2カ所目となる。

東日本大震災以後に設置された緊急設置電源一覧 (10月30日現在、政府の需給検証委員会資料)

伊達 浩二