2012年に運転を開始した再生可能エネルギー設備は、9割超が太陽光――資源エネルギー庁

普及が進む太陽光発電

 資源エネルギー庁は、2012年4月~10月の再生可能エネルギーの導入状況を発表した。これによると、4月~10月に運転を開始した再生可能エネルギー設備の合計発電量は約115.5万kWで、そのうち9割以上にあたる112.6万kWが太陽光発電という。

 再生可能エネルギーとは、太陽光や風力、水力、バイオマス、地熱といった自然界のエネルギーのこと。石油や石炭といった限りのある化石燃料と区別されている。

 4月~10月に運転を開始した再生可能エネルギー設備の発電量計115.5万kWの内訳は、住宅用の太陽光発電が88.6万kW、非住宅用の太陽光発電が24万kWにのぼった。続いて風力発電が1.4万kW、バイオマス発電が1.2万kW、水力発電が0.3万kW 、地熱が0万kWとなっている。

10月末時点の、2012年度における再生可能エネルギー発電設備の導入状況

 なお、7月1日の固定価格買取制度を始めてから、経済産業大臣による設備の認定を受けた新規設備は10月末時点で255.7万kWにのぼっているが、この中には今年度中に売電を開始しないものも多いという。






(小林 樹)

2012年11月16日 16:11