東芝、カーボン素材でさらに軽量化したサイクロン式掃除機「トルネオミニ」

TORNEO mini (トルネオ ミニ) VC-C212

 東芝ホームアプライアンスは、延長管にカーボン素材を使って軽量化したサイクロン式掃除機「TORNEO mini (トルネオ ミニ) VC-C212」を10月20日より発売する。価格はオープンプライス。市場想定価格は5万円前後。

 同社のサイクロン式掃除機における最上位シリーズ「トルネオ」の、小型・軽量モデル。トルネオシリーズでは共通して、空気とゴミをダストカップ内で高速分離して吸引力を保ちながら、ゴミを捨てやすいよう約5分の1に圧縮する「デュアルトルネードシステム」を搭載している。

ダストカップ内で空気とゴミを強力に分離して、吸引力を保つ。ゴミは約5分の1に圧縮する

 VC-C212は、延長管にカーボン素材を採用し、軽量化した点が特徴。本体重量は2.5kg、延長管・細径ホース・ヘッドを合わせた総重量は4kgとなり、昨年モデル「VC-C11」に比べて0.3kg軽くなった。同社では、移動の際の負担が少なく、掃除中の取りまわしもスムーズにできるとしている。

 使い勝手の面では、グリップ部に丸みを持たせた形で、手首への負担を抑えた「新らくわざグリップ」を採用し、持ちやすくした。

 ヘッド部には、壁際や隙間を掃除しやすいモーター駆動の回転ブラシ「軽量コンパクトパワーヘッド」を搭載。ヘッド上部の「床上ダストゲッター」から、空気中に浮遊するホコリも吸い込む。回転ブラシは抗菌仕様で、取り外して水洗いできる。

 省エネ面では、「強」モード使用時に比べて消費電力量を約38%おさえる「ecoモード」を引き続き搭載している。ecoモード時、ヘッドを浮かせるたびに吸引力を自動で低減する。

  付属品として、ヘッドと延長管を外して、狭いすき間やソファの上も簡単にお掃除できる「2WAYブラシ」や、ホースの根元が回転して取り回しやすい「ねじれんホース」、エアコンの室内機の上や、家具と壁のすき間などの手の届きにくいところを掃除できる「伸縮ロングノズル」と「ロングブラシ」、付属品用ホース、ふとん用ブラシ、洋服布用ブラシ、応用付属品収納バッグ、すき間ノズルが同梱される。

 本体サイズは215×315×257mm(幅×奥行き×高さ)。本体のみの重量は2.5kg。本体にホースと延長管、床用ヘッドを加えた重量は4kg。集じん容積は0.25L。運転音は64dB。吸込仕事率は320W。消費電力は850W。カラーはグランレッド。

 同時に、本体のスペックはVC-C212と同等で、伸縮ロングノズルやロングブラシなどのアタッチメントを省略したモデル「VC-C12」も発売する。価格はオープンプライス。市場想定価格は4万円前後。カラーはシャンパンゴールドとグランレッド。

 このほか、下位モデルとして「VC-C12A」も同時に発売する。価格はオープンプライス。市場想定価格は3万円前後。

 VC-C12Aと上位モデルとの違いは、ヘッド部にエアー駆動回転ブラシの「フローリングターボヘッド」を搭載している。さらに付属品として、伸縮ロングノズルやふとん用ブラシ、洋服布用ブラシなどを省略している。本体重量2.5kg、ホースやヘッドを含めた重量は3.9kgとなる。カラーはシルキーピンク。

VC-C12。カラーはシャンパンゴールドとグランレッドVC-C12A。カラーはシルキーピンク





(小林 樹)

2012年10月2日 15:27