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国民生活センター、デジタル個人線量計6製品を調査

〜個人の累積線量を測る機器の選び方

 国民生活センターは24日、デジタル式個人線量計のテスト結果を発表した。

 個人線量計は、個人が装着する機器で、積算された被ばく線量を測定する。しかし、国民生活センターに寄せられる事例では、空間における時間あたりの線量率を測定する「放射線測定器」と混同されている例が多いという。

 つまり、個人の累積線量を測ろうとして放射線測定器を買ってしまう例や、特定の場所の線量を測ろうとしているのに個人線量計を買ってしまう例があるという。

 今回は2012年1月〜2月に購入した6機種に対して、本体の機能および、商品の説明を含む販売方法についてレポートしている。

テストされた6機種の概要

 機能面のテストでは、誤差の大きい機種もあったが、日立アロカメディカル「PDM-122」、Polimaster PM1621M」、ユタカ電気「SPD-9100」の3機種は、誤差が10%以下だった。

低線量率での積算線量測定結果。誤差率は3機種が少ない

 機能面では「野菜の放射線濃度を測定」、「空気の放射線濃度を測定」などと、個人線量計でありながら機能を誤解させるような販売方法をとる製品もあったという。

 また、数値の正確さを維持するための校正や、購入後の校正サービスについて記述のない製品もみられた。ひどい例では、国内の問い合わせ先電話番号につながらなかった製品もあるという。

校正に関する記述内容。製品によってかなり差がある

 販売方法や校正に関する記述でも、先に挙げた3機種の評価が高い。

 なお、センターでは、消費者へのアドバイスとして、次の3項目を挙げている。

1)個人線量計は個人の被ばく線量を測定・管理するために用いる機器である。購入する前に機器の用途をよく把握した上で購入、使用する

2)個人線量計は校正された結果をもとに、自分で補正をすることで、より正しい値を得ることができる。購入する場合は校正済みの製品であるか、かつ校正定数が示されているかについて確認を行なってから購入、使用するとよい

3)個人線量計は被ばく線量の管理を目的にしているため、継続して使用を続けるには定期的に校正を依頼するなどの管理が必要である






(伊達 浩二)

2012年5月25日 18:54