ティファール、部屋の隅や壁際のゴミも残さず取れるコードレススティッククリーナー

「エアフォース コンパクト TY8433 84」左からシャンパンゴールド、グロッシーレッド、インディゴブルー

 ティファールは、部屋の隅や壁ぎわのゴミも残さず取れるサイクロン式コードレススティッククリーナー「エアフォース コンパクト TY8433 84」を6月上旬より発売する。希望小売価格は19,800円。

 充電式のスティック式掃除機。三角形の「デルタヘッド」を採用し、部屋の隅や壁際など従来の掃除機では取りきれなかったゴミも残さず吸い込むできる点が特徴。

 デルタヘッドは、三角形のどの辺からもゴミを吸い込む構造となっており、ゴミを残さず吸引できるように、裏面にはゴミの通り道「ダストライン」を施す。独特の形状を活かして、部屋の隅に沿って掃除できるほか、壁際のゴミも残さず除去できるという。ヘッドには、電動モーター付きのブラシが備えられる。

製品正面製品側面使用イメージ
三角形の「デルタヘッド」を採用する三辺でゴミを吸い込むヘッドの裏面。ゴミの通り道「ダストライン」が配置されている。ブラシは電動モーター付きブラシを採用
独特の形状を使って、部屋の隅にたまったゴミも残さず吸い取るという壁際も1回でゴミを残さず除去するという家具の下なども楽に掃除できる

 集じん方式は、独自の「エアフォースサイクロンテクノロジー」を採用。1秒間に約10Lの空気を吸引する高速サイクロンにより、ゴミと空気を効率的に分離し、フィルターの目詰まりを防ぐという。吸引力はゴミを吸込んだ後でも変わらず、ダストボックスにゴミが50g入った状態でも、維持できるという。

独自の「エアフォースサイクロンテクノロジー」を採用。1秒間に約10Lの空気を吸引する高速サイクロンにより、ゴミと空気を効率的に分離し、フィルターの目詰まりを防ぐゴミを吸込んだ後でも、吸引力は変わらないという。写真は、他社のコードレスクリーナーと吸引力を比較した表。エアフォース コンパクトでは、時間経過やゴミを吸込んだ量に関わらず、吸引力がそれほど落ちなかった

 本体は充電式で、電源はニッケル水素電池のDC12。設置性を優先し、充電スタンドや充電ベースは設けず、コードを本体に差し込んで充電する仕組みを採用した。充電時間は約16時間。運転モードはフローリング用の「ノーマル」と、カーペットや畳などの掃除に便利な「ハイスピード」の2つ。ノーマルモード選択時の連続使用時間は約25分、ハイスピードモード時で約15分。

充電時している様子。充電ベースやスタンドなどはなく、プラグを本体に差し込んで充電する充電中は充電ランプが点灯する操作ボタン。運転モードは「ノーマル」と「ハイスピード」の2つ

 操作性の面では、本体のみで自立する設計を採用。室内のどこにでも本体を収納できるほか、掃除中に、物をどけるなどの作業が生じた場合でも、本体をすぐに置いて置けるので、手間が省けるとしている。そのほか、握りやすい「ソフトグリップ」を採用し、グリップをひねるだけで簡単に方向転換できる仕様とした。

 また、本体使用中のハウスダストの舞い上がりを避けるために、排気口は本体下方ではなく、上方向に配置した。

 ダストボックスの容量は約900ml。本体から簡単に取り外して、ゴミに触ることなくゴミ捨てができる。ダストボックスやフィルターは水洗いにも対応する。

 本体サイズは250×250×1,080mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は3.1kg。本体カラーはグロッシーレッド、シャンパンゴールド、インディゴブルーの3色が用意される。

本体上方向に配置された排気口グリップ部分は握りやすさを考慮した「ソフトグリップ」を採用ダストボックスの容量は約900ml。ワンタッチで簡単にゴミ捨てができる
グループセブ ジャパン マネージング ディレクター Per Rasmussen氏

 グループセブ ジャパン マネージング ディレクター Per Rasmussen(ペア ラスムセン)氏は、今回の製品の発売について「日本ではT-Falというと、調理家電のイメージが強いが、海外では家電製品を全般に扱っている。今回の掃除機をきっかけにして、もっとT-falの家電製品を日本に浸透させていきたい」と語った。なお、エアフォース コンパクトは海外では既に発売されている。今回、日本で製品を発売するに当たって、日本人の平均身長を考慮して、本体の全長サイズを約12cm短くしているという。






(阿部 夏子)

2012年2月9日 14:07