東北電力、東新潟発電所のガスタービン発電機が始動

~工事開始から3カ月以内で発電開始
東新潟火力発電所内に設置されたガスタービン発電機「港3号系列」

 東北電力は26日、東新潟火力発電所港3号系列が発電を開始したと発表した。港3号系列は、緊急設置された移動式のガスタービン発電機で、6月1日の工事開始から3カ月以内に発電が開始できたことになる。

 東新潟火力発電所は、新潟県北蒲原郡聖籠町に位置する。港3号系列は、出力2.69万kWのシンプルサイクルガスタービン発電機2台がセットになっており、発電所内の敷地に設置された。同じ発電所に設置されている発電機に比べて出力は小さいが、短期間で設置でき、専用の建屋(建築物)が不要という特徴がある。

移動式ガスタービン発電機の構造

 東京電力及び東北電力では、東日本大震災の影響による電力不足を補うため、発電所の敷地内にガスタービン発電機などの設置を進めている。

東北電力では、日本海側の発電所にガスタービンなどの設置を進めている(7月29日公開の決算資料から)東京電力の緊急設置電源一覧(8月12日公開)東京電力川崎火力発電所内に設置された、タイ発電公社(EGAT)から無償貸与された固定式ガスタービン発電設備





(伊達 浩二)

2011年8月27日 12:25