東京電力、7月と8月の供給力を上積み

　東京電力は、同社管内の7月、8月の電力需給見通しを修正した。

　供給力は上積みされ、7月末で5,730万kW、8月末で5,610万kWの予想となった。7月8日時点の予想では、それぞれ5,680万kWと5,560万kWだった。増加の理由は、他社の揚水発電設備の復旧に伴う見直しによる。

　一方、7月23日から9月2日までの電力需要は以前と同じ5,500万kWとなっている。しかし、7月16日から7月22日の週についてのみ見ると、以前の予想では5,500万kWとなっていたのが、4,910万kWへと下方修正された。

7月15日時点の需給見通し。7月16日週の最大電力は4,910万kWへ下方修正された

　7月8日の見直しの際にも、直後の7月9日から7月15日の週の予想値が5,500万kWから5,050万kWへと修正されており、今後の予想値に関しても修正される可能性がありそうだ。

7月1日時点の需給見通し。7月9日週の最大電力は5,050万kW、16日週は5,500万kWとなっていた

7月8日時点の需給見通し。7月9日週の最大電力は4,360万kWへ下方修正された。16日週は5,500万kWとなっていた