バルミューダ、消費電力が3Wになった扇風機「Green Fan2」

Green Fan2

 バルミューダは、弱運転時の消費電力が3Wの扇風機「Green Fan2(グリーンファン)」を発売した。希望小売価格は34,800円。

 内側と外側の二重構造になった独自のファンを採用した扇風機。外側と内側でそれぞれ違う風を作りだすことで、風が集中することなく、自然の“そよ風”のような風を再現するという。同社では、この風の技術を「グリーンファンテクノロジー」としている。中間ポールを付け替えることで、フロア用と卓上用の2通りに対応する。

内側と外側の二重構造になったファンを採用する従来の扇風機の風は、空気を切り取ったような風が送られるため、人工的に感じられるというGreen Fanでは、内側の風量が弱いため、負圧が発生。外側の風が引きつけられぶつかることで、風がそよ風のように広がるという

 新モデルの「Green Fan2」では、従来のコンセプトはそのままに、省エネ性や運転音、使い勝手を改良している。

ポールを付け替えることで、フロア用と卓上用の2種類の使い方に対応する卓上用。高さは467mmフロア用。高さは867mm

 省エネ性では、DCブラシレス・デジタルモーターを新たに採用。これにより、弱運転時の消費電力を従来の4Wから3Wに低減、最大でも17Wまで抑えた。また、DCブラシレス・デジタルモーターでは、回転数を抑えた超低回転運転が可能なため、ファンスピードを抑えた運転が可能。これにより、従来よりさらに「優しい風」を再現できるという。

 また、新開発のサイレントモーター採用により、弱運転時の動作音を約13dBとした。人間の耳にはほとんど聞こえない程の静音運転ながら、約10m先まで風を届けることができるという。

 使い勝手の面では、新たにリモコンを装備した。リモコンでは、本体の電源や風量調節などの操作のほか、首振りの角度を決められる「スマートターン機能」、本体インジゲーターの灯りを完全消灯する「インジゲーター消灯モード」など、リモコンでのみ操作可能なモードを搭載した。

 本体の操作部は、ヘッド上部に設置。高い位置で操作できるので、腰をかがめる必要がなくなったとする。

本体付属のリモコン本体の操作部はヘッドの上部に備える

 運転モードは4段階の風量調整機能と、1/2/3/4時間の切タイマー機能、左右の首振り機能などを備える。

 本体サイズは330×320×867mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.8kg。卓上用の時の本体高さは467mm。電源コードの長さは2.5m。




(阿部 夏子)

2011年4月1日 14:42