東京電力、全25グループに細分化した計画停電を26日より実施

~停電する地域を正確に知らせる狙い
26日からのグループ分け。現在の5グループを、さらに5グループに細分化。全25グループで運用する

 東京電力は、26日からの計画停電の実施内容の変更について発表。現在の5つのグループを、さらに5グループに分けた全25グループ構成とすることで、停電する地域をより分かりやすく知らせるという。

 これまでの計画停電では、グループの全地域が停電するケースと、グループの一部のみが停電するケースがあり、正確な停電地域が分かりにくい課題があった。今回のグループ細分化では、都県別を基本に各グループ内をAからEまでの5グループに分割。今後は、細分化したグループ単位で、停電の実施を知らせていくという。

 また、グループの一部が停電した場合、グループ内で不公平が生じないよう、次回の停電は前回停電しなかったグループから順番に実施されるという。さらに、計画停電の実施の可能性を「実施予定」「実施の可能性がある」「実施しない」の3つのマークで示す“予報マーク”の運用も、26日以降に実施するという。
細分化による計画停電のイメージ。グループ内で一部停電した場合、次回の停電の際、前回停電しなかったグループから実施される
計画停電の実施の可能性を、3段階で示す“予報マーク”の導入も計画されている

 グループ分けの詳細は以下の画像の通り。なお、所属グループ、停電時間帯についてはこれまで通りで変わらない。

第1グループ第2グループ
第3グループ第4グループ
第5グループ
 




(正藤 慶一)

2011年3月25日 14:00