三洋、出雲大社に「リチウムイオンソーラー街路灯」を奉納

~太陽光で発電、電池に蓄電、夜に点灯
今回、出雲大社に2基奉納されるLED街路灯「EVERLEDS リチウムイオンソーラー街路灯 LED10Wタイプ」

 三洋電機は、パナソニック電工と共同で開発したLED街路灯「EVERLEDS(エバーレッズ) リチウムイオンソーラー街路灯」について、出雲大社に2基奉納したと発表した。

 リチウムイオンソーラー街路灯は、ソーラーパネルで太陽光を電気に変換し、その電気をリチウムイオン電池に蓄電、夜間に電池を使ってLEDを点灯する街路灯。商用電源を使用しない、完全独立型のシステムとなっている。

 奉納されたリチウムイオンソーラー街路灯は、ソーラーパネルに変換効率で“世界最高水準”を謳う三洋電機製の「HIT太陽電池」を1枚搭載した「LED10Wタイプ」。円筒型のリチウムイオン電池を104本搭載している。点灯時間は約15時間、電池期待寿命は10年以上。

 奉納した理由について三洋電機では、島根県に太陽電池のセルや電子機器の部品を生産する島根三洋電機があることから、地域貢献の一環として、出雲大社に同街路灯を奉納する。リチウムイオンソーラー街路灯は、境内の駐車場に設置され、夜間照明として活用される。

 三洋では、国内外から年間200万人が参拝する出雲大社で、最先端の環境技術が搭載されたリチウムイオンソーラー街路当が広く活躍することを期待している。また、今後も太陽電池と2次電池を融合するシステムの開発・商品化・普及を進めていくという。

太陽電池パネル部分出雲大社





(正藤 慶一)

2011年3月14日 13:25