東芝、水洗いできる「長持ちフィルター」搭載のハイブリッド式加湿器

 東芝ホームテクノは、水洗いできる「長持ちフィルター」搭載の加湿器「KA-M70X/50X」の2機種を10月1日より発売する。価格はオープンプライス。、1時間当たりの加湿能力700mlが「KA-M70X」の店頭予想価格は23,000円前後、加湿能力500ml「KA-M50X」が2万円前後。

KA-M70XKA-M50X
回転式の気化フィルターは水洗いに対応しており、10年間交換不要だという

 3か月に1回程度水洗いすることで、10年間交換不要な「長持ちフィルター」を搭載したハイブリッド式加湿器。ハイブリッド式加湿器は、水を含んだフィルターに温風を通して加湿する温風気化式と、温風を使用しない気化式の2種類の加湿方式を搭載する。

 長持ちフィルターとは、気化を行なう気化フィルターのことを指す。本体の気化フィルターは、目詰まりしにくいロータリー回転式で、繊維を立体的に編みこんだ構造を採用したポリエステル素材を採用。3カ月に1回水洗いすることで、10年間使用できるという。

 また、同社独自の「ピコイオン」放出機能も備える。ピコイオンとは、微細な水に包まれた、OHラジカルという強い酸化力のある活性酸素のこと。脱臭・除菌効果があるほか、花粉やダニの死がいを抑制する効果があるという。同社では、ピコイオン放出に水を使用するため、季節を問わず安定した放出ができる点が特徴。

 本体機能では、温度と湿度を感知して、自動で運転を制御する「温度と湿度のWセンサー」機能、エアコンとの併用運転を考慮して切タイマーだけでなく、入タイマーも備えた「ツインタイマー」機能などを備える。

 使いやすさの面では、取り出しやすく、水が入れやすい「抗菌広口タンク」を備えるほか、本体内部の加湿トレイには、水のぬめりや菌の繁殖を抑える「抗菌ガラス」を設置する。また、花粉などのアレル物質を捕える「アレルキャッチャー不織布フィルター」も搭載する。

 タンク容量は4Lで、1回の給水で約11時間20分の連続運転が可能。

本体から引き上げるだけで取り外しできる「抗菌広口タンク」を搭載タンク容量は4L。1回の給水で11時間20分の連続運転が可能だという

 KA-M70Xの本体サイズは、410×220×370mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約5.4kg。適用床面積は、木造和室の場合で12畳まで、プレハブ洋室の場合で19畳まで。消費電力は300W。本体カラーはホワイト。

 下位機種として、加湿方式がスチームファン式の「KA-M35X」と、スチームファン式でピコイオン放出機能を省略した「KA-SM35S」を同時発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格はKA-M35Xが13,000円前後、KA-SM35Sが9,000円前後。本体カラーは、KA-M35Xがホワイト、KA-SM35Sがブルーとホワイトの2色を用意する。

KA-M35X「KA-SM35S」ブルー同 ホワイト




(阿部 夏子)

2010年9月9日 18:16