ニュース

エアコン購入後の設置トラブル防止に“撮影”が重要? チェック項目を三菱電機が解説

事前に設置環境を撮影しておく

三菱電機は9日、エアコンの買い替えに役立つ「エアコン購入後の設置トラブルを回避するためのチェックポイント」を発表した。7月はエアコンの買い替え需要が高まる販売最盛期で、購入後の設置トラブルが増える傾向にあることから、設置場所の事前確認が重要としている。

室内機のサイズと設置環境、専用コンセント形状を確認

同社が挙げているのは、室内機と、室内機の底面や側面にある型式表記、室内機の専用コンセントを含めた設置環境をスマートフォンなどで撮影しておくこと。販売店で型式表記に記載されている型番を伝えることで、サイズがわかるため、適切なサイズのエアコンを紹介してもらえるという。室内機の専用コンセントは製品によって形状が異なるため、撮影して販売店に伝えることが重要としている。

また室内機の設置スペースが狭いとわかっている場合は、室内機と天井や壁、カーテンレールとの隙間も含めて計測している様子を写真に収めることが望ましいとする。

室内機の設置環境、形式表記を撮影しておく
専用コンセントも忘れずに撮影する
室内機のサイズを計測している様子を撮影

室外機のサイズと設置環境の確認

室外機についても、設置環境を撮影しておく。室外機はベランダ置きや屋根置きなど様々なパターンで設置されるため、室外機の設置環境を把握する必要があるという。設置環境を撮影しておけば現状の場所に購入した室外機を設置できるか判断でき、工事代を含めた費用の全体像がつかみやすいとしている。

室外機の設置スペースが狭いとわかっている場合や、上位機種へ買い換えの場合は、室外機と壁とのスペースを含めて計測している様子を写真に収めることが望ましいという。

室外機の設置環境を撮影する
設置スペースを計測している様子を撮影

部屋の間取りと環境を確認

エアコンを設置する部屋の状況を写真に収めるか、間取りをメモしておく。エアコンは部屋の広さだけでなく、間取りに合ったものを選ばないとパワー不足が起こり、「部屋が冷えない」といったトラブルや電気代が余計にかかるといった問題を引き起こすという。

また日射しが入りやすいハイサッシのある部屋や、吹き抜けなどの空間がある場合は、部屋の広さに相当する適用畳数よりも大きめの能力を持つエアコンを選ぶことを推奨。こうした部屋の環境も含めて、部屋の写真を撮影して販売店で適切な能力のエアコン選びを相談することをすすめている。

設置する部屋の間取りや状況を確認。ハイサッシや吹き抜けの有無でエアコン選びは変わる