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シャワーカーテンの洗濯で本体が転倒も~NITEが洗濯機による事故を注意

 独立行政法人 NITE・製品安全センターは、電気洗濯機による事故事例を発表した。主な事例は以下の3つ。

・使用中の電気洗濯機から異音がし、電気洗濯機が転倒した。防水性の洗濯物(シャワーカーテン)を洗濯したため、脱水時に回転が不安定となって異常振動し、転倒したと考えられる。

・使用後の洗濯乾燥機から発煙し、洗濯物の一部が焦げた。油分が付着したタオルを洗濯・乾燥したため、残留していた油分が酸化熱により自然発火したと考えられる。

・使用者が運転終了ブザーを聞いてから上蓋を開けると、脱水槽が止まらず回転していた。洗濯物を取り出すために右手を入れたところ、洗濯物に指を巻き込まれ右手人差し指を骨折した。洗濯槽が停止しないうちに洗濯物を取り出そうとして手を入れたため、指に洗濯物が絡まり負傷したと考えられる。

 こうした事故を防ぐためにNITEでは、取扱説明書に記載されている洗濯や乾燥ができない製品の確認や、洗濯後でも油の付着したタオルや衣類は乾燥しない、洗濯層や脱水槽が完全に停止しない状態での取り出しはしないなど、取り扱い時の注意事項を守り、製品を正しく使用するように呼びかけている。