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三菱「霧ヶ峰」がエアコンの最長寿ブランドとしてギネス世界記録に認定

 三菱電機は、ルームエアコン「霧ヶ峰」が、「クロスフローファン(ラインフローファン)を採用したエアコンの世界最長寿ブランド」として、ギネス世界記録に認定されたことを発表した。

「霧ヶ峰」1967年発売モデル「MS-22RA」

 同社は、1954年に初めてエアコンを発売。1967年にセパレート型エアコンを「霧ヶ峰」と命名し、世界で初めてエアコンにクロスフローファンを採用した。クロスフローファンは長い円柱状の羽根で送風する構造で、現在のルームエアコンの標準となっている。エアコン本体の薄型化を実現し、日本の住宅での据え付けが容易になったため、ルームエアコンの普及に大きく貢献したという。

 今回のギネス世界記録は、クロスフローファンを採用したエアコンの最長寿ブランドとして、2017年6月27日に49年と258日で認定された。

 同社は、現在に至る50年の間、霧ヶ峰ブランドを守り、先進的な技術で業界をリードしてきたとし、これからも品質を第一に一人ひとりにあった快適空間を提供していくという。

 また、エアコンに「霧ヶ峰」と命名した1967年当時は、避暑地に別荘を持つことがブームだったという。霧ヶ峰以外にも、「上高地」「軽井沢」「志賀」と、避暑地の名称を各種エアコンのブランド名として採用していた。