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コニカミノルタ、汗臭や加齢臭を嗅ぎ分けて注意を促してくれる世界初のニオイチェッカー

 コニカミノルタは体臭測定ソリューション「Kunkun body」の先行販売を、クラウドファンディング・プラットフォーム「MAKUAKE」で開始した。価格は30,000円(税込)を予定しているが、先行販売では22,500円(税込)から購入できる。製品が手元に届くのは10月中となる。

体臭測定ソリューション「Kunkun body」

 頭/ワキ/耳の裏のニオイを検知し、汗臭/ミドル脂臭/加齢臭の3大体臭をレベル表示する体臭測定ソリューション。

 スマートフォンとBluetooth連携させて使用。専用アプリを起ち上げ、本体を測定したい場所に近づけて20秒ほどかざすと、測定された体臭データがアプリに送られ、結果が表示される。

Bluetoothでスマートフォンと連携させる
「あたま/わき/耳のうしろ/あし」の中から測定したい場所を指定
「あたま」を選んだ時の画面
測定したい場所にセンサー部を当てて、白いボタンを押す
測定中の画面。20秒ほどで測定完了
測定結果を表示

 測定結果は、汗臭/ミドル脂臭/加齢臭を各10段階で表示。レベルにより、ニオイ対策が必要かどうか、客観的な判断をしてくれる。

わきを測った結果。汗臭が多く、定期的に汗を拭くようアドバイスしてくれる
耳のうしろの測定結果。ミドル脂臭が多いため、腸内環境を整えるよう促している

 本体サイズは約53.5×108.5×22.5mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約100g。リチウムイオン電池を内蔵し、Micro USBケーブルで充電する。

ニオイセンサーが内蔵されている場所。ここを測定したいところに近づける
充電用のUSB端子
本体サイズは約53.5×108.5×22.5mm(幅×奥行き×高さ)

口臭や香水のニオイなどもチェックできるようになる

 発表会では、製品の企画開発からマーケティングまでを主導する、コニカミノルタ ビジネスイノベーションセンター(BIC) ジャパンの甲田大介氏が登壇。「これまでニオイの強弱を測定するデバイスはあったが、ニオイを嗅ぎ分けられるのは世界初」だという。

コニカミノルタ ビジネスイノベーションセンター(BIC) ジャパン 甲田大介氏

 本体には、ニオイを検知するセンサーを4つ搭載する。これらのセンサーに、同じニオイを当てても、それぞれ少しずつ反応の異なる波形を示す。その反応の異なりを機械学習で覚え込ませて、汗臭/ミドル脂臭/加齢臭が、それぞれどれくらいあるのかを測定するのだという。

 「口臭や香水の付けすぎなども、ひとつのエチケットとして測るべきニオイだと認識しています。今は汗臭/ミドル脂臭/加齢臭だけしか学習させていませんが、ゆくゆくは口臭や香水ニオイも学習させ、ファームアップによって対応していきたい」(甲田氏)。